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吉崎誠二が解説「モテるマンションの条件」

“ちょっと背伸び”な設備でも賃料はお得!
大和ハウスが上げる賃貸マンションの“モテ”基準

吉崎誠二 [ディー・サイン不動産研究所所長、不動産エコノミスト]
【第9回】 2013年4月12日
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誰でも無理なく手に入る
モテる賃貸マンション

 「あんな超高額なマンション、一般のサラリーマンでは買えないよ。もっと庶民的なレベルのモテるマンションを取り上げてくれ」

 先日、本連載を読んだ知人から、こんな感想をもらった。

 確かに、その通りである。これまで本連載では、販売価格帯が7000~9000万円という、かなりセレブなマンションを取り上げ(第1回第7回)、モテるマンションとはどういうものかを解説してきたが、知人が言うように、だれもが住めるような物件ではなかった。

 そこで、今回は、一般のサラリーマンでも無理無く住める、賃貸マンションを取り上げたいと思う。名付けて、「プレミアムエコノミー賃貸マンション(PEM)」、あるいは「プレミアムミッドレベル賃貸アパート(PMA)」だ。筆者は最近、誰もが住めて、且つお得感を感じられ、さらに友人を家に招きたくなるような“モテ”要素の多い賃貸マンションを、そう呼ぶようにしている。

 実は、PEMやPMAのようなマンションは、全国的にジワリジワリと増えている。広さや地年数、立地などの条件を揃えて、PEMやPMAと、そうではない物件を比較すると、多くの場合、賃料は同水準でありながら、PEMやPMAは大きめのバスルームや洗面スペース、広い収納スペースが確保されている。

 安倍政権の金融政策が奏功し、景気が上向いているという報道が連日のように繰り返されている。しかし、まだまだ給与などの生活レベルで実感できる状況ではない。だからこそ、いい物件を見抜き、賢くお金を使い、快適な“モテマンション”ライフを送りたいものだ。

持ち家志向は減少
増える賃貸需要

 具体的な物件の話に入る前に、簡単に賃貸マンション業界についておさらいしよう。

 右のグラフを見てほしい。賃貸マンションに住む人の数(自らが所有する住宅に住まない人)は、1988年から2008年の間に2倍に増え、全世帯の18%を超えている。

 かつては若いころに賃貸マンションに住み、それから分譲マンションや一戸建て住宅を購入するというステップを歩む人が多かった。ところが、それも今や昔。人々の賃貸志向は確実に上がってきていることが読み取れる。

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吉崎誠二 [ディー・サイン不動産研究所所長、不動産エコノミスト]


早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。立教大学博士前期課程修了。船井総合研究所上席コンサルタント・Real Estateビジネスチーム責任者を経て、現在、ディー・サイン不動産研究所所長に就任。不動産関連企業・ハウスメーカー・設備関連メーカーなどを中心にコンサルティングを行う傍ら、不動産エコノミストとしてデータ分析、一般・投資家・企業向けの講演を多数行う。著書に『2020年の住宅・不動産市場』(朝日新聞出版)『「消費マンション」を買う人 「資産マンション」を選べる人』(青春出版社)など9冊。連載はダイヤモンド・オンラインをはじめ、各種媒体に月間6本を担当。オフィシャルサイト&ブログ http://yoshizakiseiji.com/blog/

 


吉崎誠二が解説「モテるマンションの条件」

マンションに住むなら、同僚に自慢したい、ホームパーティを企画したい、と思えるような物件に住みたいものだ。しかし、そういう基準でマンションを選んでいくと、どうしても高級住宅地の高価格物件に行き着いてしまう。しかし、他人に自慢したいマンションは、必ずしも高級住宅地にある高価格物件であるとはかぎらない。そこそこの人気エリアで、それほど高くなく、気の利いた良いマンションは、探せばあるものだ。本連載では、そうした“自慢したいマンション”を「モテマンション」と定義。主に都内で、いかに「モテマンション」を見つけるかを追求していく。

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