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吉崎誠二が解説「モテるマンションの条件」

坪450万円の超高級物件を例にご紹介!?
絶対に損しないための「モデルルームの歩き方」

吉崎誠二 [ディー・サイン不動産研究所所長、不動産エコノミスト]
【第7回】 2013年2月15日
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 ここ数ヵ月の間、業界関係者の口から 「新築マンションの販売好調」を匂わせる話を何度も聞く機会があった。耳にする内容は、おおまかに以下の3つだ。

 ①モデルルーム来場者が多い
 ②契約歩留まりがよい
 ③高額物件も、契約率がよい

 さらに、東京都心の一等地では、平均坪単価の高い物件も見られるようになり、マンション業界も久しぶりの活況を呈しているようだ。

 そんな中、日本の中でも地価水準・ステイタスともに最高ランクに位置する千代田区番町に新築マンションが建設され、まもなく販売が開始されると聞いた。平均坪単価はなんと約450万円、なかには坪単価が500万円を超える住戸もあるという。ため息の出るような超高額物件だ。早速、そんな超高級物件を一目見たいと思い、2月上旬のある日モデルルームを訪れた。

 そんな高級物件、自分のような庶民にはなかなか手の出ない物件。だから、今回は読むのを止めよう…とは思わないでいただきたい。

 今回はこの物件を例にしながら、絶対に損をしない!モデルルームの歩き方(その1…今後も何度か触れる予定)をご紹介するからだ。

知る人ぞ知る都心の閑静な住宅街
「番町」という最高級プレミアムアドレス

ブランズ四番町が位置する千代田区番町は、江戸時代、武家屋敷が立ち並んでいたエリアだ

 今回訪れたマンションの建設地は、皇居から最も近い住宅地の1つで、都心の中で最もステイタスの高い“千代田区番町”だ。見学したマンション(モデルルーム)は、大使館や学校が並ぶ千代田区四番町に建設予定で、東急不動産が手掛ける「ブランズ四番町」という。

 このエリア、田園調布のような全国的に知れ渡った住宅街ではないが、知る人ぞ知る、都心のど真ん中にある閑静な住宅街で、新築マンションの発売があまりない。だからプレミアム性が高く、中古マンションとして売りに出ている物件もかなり高額だ。そして、中古物件数も少ない。

 このエリアを歩くと、都心とは思えない静けさを感じることができる。ちょっと歩くとオフィス街が広がるエリアとは思えない。ランナーの聖地である皇居までもすぐだ。そして、そこに広がる住宅の多くは、大きな一戸建てか重厚感のある低層マンションだ。

 同エリアには、上智大学・大妻女子大学などの他に、全国的に名高い進学校である女子高校が2校あり、緑あふれる文教ゾーンでもある。

 利便性と静けさを併せ持つスタイタス性の高い番町という地域。“マンション選びにアドレスは重要”と考えている方には、最高級のプレミアムエリアだろう。しかし当然、販売される物件はかなりの高額になってしまう。

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吉崎誠二 [ディー・サイン不動産研究所所長、不動産エコノミスト]


早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。立教大学博士前期課程修了。船井総合研究所上席コンサルタント・Real Estateビジネスチーム責任者を経て、現在、ディー・サイン不動産研究所所長に就任。不動産関連企業・ハウスメーカー・設備関連メーカーなどを中心にコンサルティングを行う傍ら、不動産エコノミストとしてデータ分析、一般・投資家・企業向けの講演を多数行う。著書に『2020年の住宅・不動産市場』(朝日新聞出版)『「消費マンション」を買う人 「資産マンション」を選べる人』(青春出版社)など9冊。連載はダイヤモンド・オンラインをはじめ、各種媒体に月間6本を担当。オフィシャルサイト&ブログ http://yoshizakiseiji.com/blog/

 


吉崎誠二が解説「モテるマンションの条件」

マンションに住むなら、同僚に自慢したい、ホームパーティを企画したい、と思えるような物件に住みたいものだ。しかし、そういう基準でマンションを選んでいくと、どうしても高級住宅地の高価格物件に行き着いてしまう。しかし、他人に自慢したいマンションは、必ずしも高級住宅地にある高価格物件であるとはかぎらない。そこそこの人気エリアで、それほど高くなく、気の利いた良いマンションは、探せばあるものだ。本連載では、そうした“自慢したいマンション”を「モテマンション」と定義。主に都内で、いかに「モテマンション」を見つけるかを追求していく。

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