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岩崎剛幸「新店、ウォッチ!!」

「マクロに分析してミクロに対応」が成長の源泉
業績好調のセブン-イレブンに学ぶ変化対応の蓄積

岩崎剛幸 [船井総合研究所 上席コンサルタント]
【第8回】 2013年5月9日
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2013年2月期のコンビニエンスストア大手の決算を見て、筆者はあらためてその強さに驚くと共に、コンビニという業態がここにきて大きな進化を遂げていることを実感しました。コンビニについてはさまざまなメディアがその実態や全貌を明らかにしています。

筆者はコンビニが追求している日本市場での進化から、多くの企業にとって学ぶべき新しい商売のヒントがあると思っています。飽くなきお客様思考による業態進化を、ここまで徹底的にやっている業態を他に私は知りません。日本市場では3万店舗が限界だといわれてからもさらに店舗数は増え続け、今や5万店舗を超え、さらに2013年も3000店舗以上が日本に誕生する予定です。

コンビニはどこまで成長していくのか。私たちは何を学ぶべきなのか。業界トップであるセブン-イレブン・ジャパン(以下セブンと略)の動向を追いかけて、その行方を解明します。

CVSの最高益を生み出す源泉

業績を牽引するセブンプレミアム。棚の一番良いところに陣取っている

 コンビニ大手各社の2012年2月期決算を簡単に振り返ってみましょう。

 セブンとローソン、ファミリーマートの上位3社は、営業利益が過去最高を更新。セブンの営業利益は前期比2.0%増の1867億円、ローソンは同7.2%増の662億円、ファミリーマートは同1.2%増の431億円でした。

 総菜やファストフードなどのオリジナル商品(おにぎりや弁当など、コンビニならでは商品の総称)、なかでもPB(プライベート・ブランド)商品の売れ行きが好調で、売上、利益を押し上げる要因になりました。

 アベノミクスにより消費が上向き傾向にあるとはいえ、高額商品以外の消費はまだ回復しておらず、食品や日常品にその波及効果が出ているとはいえないのが実態です。

 それにもかかわらずコンビニだけは伸びています。3つのKFS(Key Factor for Success:成功要因)を分析してみたいと思います。

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岩崎剛幸 [船井総合研究所 上席コンサルタント]

平成3年、株式会社船井総合研究所入社。現在、同社、上席コンサルタント。「戦略は思いに従う」を信条にファッションを専門分野として、現在では百貨店、アパレルメーカー、SPA専門店を中心としたアパレル、流通小売業のコンサルティングに従事している。現場支援と通算2,000回を超える講演活動により、情熱に満ち溢れた企業づくりにまい進している。テレビ出演、雑誌、新聞などへの執筆も数多く、コメンテーターとしての活動にも注目が集まっている。この数年のコンサルティングテーマは「永続するための企業ブランド戦略づくり」。社員が誇れる会社を作るためのコンサルティングに全力を注いでいる。
最新著の『超繁盛店のツボとコツがゼッタイにわかる本』や『コンサルタントの「お仕事」と「正体」がよーくわかる本ー本当のところどうなの? 本音がわかる! 仕事がわかる!』(共に秀和システム)などがある。

【関連サイト】「丸の内ではたらく情熱コンサルタントのブログ」


岩崎剛幸「新店、ウォッチ!!」

リニューアル店舗、新店、新業態などの新しい商業施設に、街歩き・店歩き歴21年の岩崎剛幸・船井総合研究所上席コンサルタントが取材して、レポートする。岩崎氏はファッション業界や百貨店業界を専門分野にしており、鋭い視点が持ち味。商圏に与える影響や店としてのオモシロさ、新しさ、消費市場の流行のタネなどを探していく。

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