これでもう大丈夫!気の利く挨拶のバリエーション

 ここまで見てきたように、仕事メールのあいさつは、基本的に簡略でかまいません。特に、一度でもやりとりをしている相手であれば簡略なやりとりが一般化されています。ここには挨拶のバリエーションをあげました。ぴったりのものをぜひ使ってください。

 通常の挨拶であれば、下記のように書けば間違いはありません。

<通常のあいさつ>

○お世話になっております。
○いつもお世話になっております。
○おはようございます。
→毎日のようにメールのやりとりをしている相手への朝一番のメールの場合など。

 取引先、目上の方に送る場合は、ややカッチリとした下記のような文章を。

<かしこまったあいさつ>

○平素は格別のお引き立てを賜り、
 誠にありがとうございます。

○日頃はひとかたならぬご厚情をいただき、
 厚く御礼申し上げます。

 初めての人に出す場合。できれば、なぜメールアドレスを知っているのかの説明を書いたほうがよい。

<初めての人へのあいさつ>

○初めてメールを差し上げます。
 私は、△△株式会社の島田と申します。

○突然のメールで失礼をいたします。
 △△株式会社の島田と申します。

○△△株式会社の島田と申します。
 □□社の山田様からご紹介いただきまして、
 メールを差し上げております。

○浜田先生
 たいへん失礼ながら、メールでご挨拶申し上げます。
 私、△△社の島田と申します。
 研究所のホームページで先生のご連絡先を拝見し、
 メールを差し上げております。

 半年以上、連絡をとっていない場合など。これと「お世話になっております。」を重ねるのはおかしい。

<ひさしぶりのあいさつ>

○ご無沙汰しております。
 その後、お変わりありませんでしょうか。

○すっかりご無沙汰をしております。
 △△社の島田です。

 異動の挨拶など、「本来であれば、手紙や電話をすべきところ」という意味合いをもたせたいとき。

<メールでは略式だと思われるとき>

○メールでたいへん失礼をいたします。

 いかがでしょうか?簡単でもこのひと言があれば、感じよく本題に入れます。次ページでは、親しみを込めた、けれど失礼にならない挨拶をご紹介します。