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【駒崎弘樹×加藤嘉一対談 「社会をどう変えるのか」】(前編)
日中関係、社会保障、高齢化、問題山積の日本社会
公益のために立ち上がる市民型ロビイストが必要だ

2013年6月28日
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認定NPO法人フローレンス代表理事、駒崎弘樹氏(左)と国際コラムニストの加藤嘉一氏(右)
Photo by Kazutoshi Sumitomo

病児保育問題、待機児童問題といった社会問題に果敢に取り組む認定NPO法人フローレンス代表理事、駒崎弘樹氏。手つかずだった社会問題解決のために、IT起業家からコネ、カネ、経験も何も無い子育て分野で事業を興し、社会を変えるために日夜汗を流している。国際コラムニストの加藤嘉一氏も、同様にコネ、カネ、経験も何もない中国へ単身渡り、日米中関係をはじめとした国際政治の若手論客として日米中のメディアから注目を集めている。米中という超大国の狭間で、どのような戦略のもと日本は生きていき、日本社会の発展に結びつけるのかをテーマとし、情報発信を続けている。

二人の根底にあるのは「社会をより良く、変えたい」という思い。その二人が、どうやったら日本はいまよりも、もっと良い社会になるのか、そのために何が必要なのかを語り合った。(取材・構成/ダイヤモンド・オンライン編集部 片田江康男)

「社会保障や経済をうまく回すには
米中関係は良いものじゃないとね」

駒崎 米中関係は今後20年間で、どんな感じに変わっていくと思いますか?

加藤 僕は米ソ関係のような価値観とかイデオロギーとかを可能な限り排除した形でプラグマティック(実利的)に相互依存関係を進めていくことになると思っています。そのなかで、日本の生きる道を見出さなくちゃいけなくて……。このまま話すと2時間はかかっちゃう(笑)。

駒崎 日本は2050年には高齢化率が40%になるっていう、これはもう人類未踏のフロンティアですよね。一方で働く人たちは今の3分の2に減るなかで、社会保障をどう成り立たせていくか。この問題が一番に浮かび上がってきて、さらに難しい米中の間に入った緩衝材として何らかの役回りもやっていかなきゃいけない。かなり日本にとっては受難であり、同時にチャンスでもあるのかなって思ってるんですよね。

 今後20~30年、社会保障のあり方についてはイメージを持ってるんですけど、外交とか多国間の中での日本のありようっていうのはまだ全然イメージができていないので今日はぜひ教えてください。

加藤 いやいや、逆に駒崎さんは米中関係と社会保障、社会福祉を関連づけて考えることってあるんですね。

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