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結婚も“選択の時代”へ
お金があっても「ナシ婚」を選ぶ20~30代の言い分

小川 たまか
【第132回】 2013年7月2日
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 「楽婚」「すぐ婚」「スマ婚」など、格安で簡単に挙式できるウェディングサービスが増えている。結婚式費用をかけたくないカップルや「派手婚」を嫌うカップルたちの需要を汲み取ったサービスだが、「みんなのウェディング」(東京都中央区)が行った「ナシ婚」の調査を見ると、確かに従来通りの結婚式を避けたいカップルが増えていることがわかる。

 調査対象は、入籍をしているが、挙式・披露宴を両方とも行っておらず、現時点でその予定はない20~39歳の既婚女性316人。調査期間は2013年2月7日~13日。調査方法はインターネット。

授かり婚、経済的理由で
「ナシ婚」に

 アンケートで挙式、披露宴を行わなかった理由を単一回答で聞いたところ最も多かったのは「授かり婚」(18.7%)で、次に「セレモニー的行為が嫌で、挙式や披露宴自体を行いたくなかった」が(18.4%)続いた。

 ただし、「費用が高そう(概算を調べる、見積もりを取るなどはしていない)」(7.3%)、「費用が高かった(概算を調べる、見積もりを取るなどは行った)」(2.2%)、「挙式や披露宴をするお金がなかった」(10.8%)といった経済的理由が合わせて20.3%に上っている。さらに「挙式や披露宴以外のことにお金を使いたい」と、お金を式や披露宴に使うことの意味をそれほど感じていない人も10.1%いた。この他の回答には、「家族の諸事情」(7.0%)、「再婚のため」(6.3%)などがあった。

 さらに同じ項目に対して複数回答(上位3つまでを選択)をしてもらったところ、多かった3項目は「セレモニー的行為が嫌で、挙式や披露宴自体を行いたくなかった」(35.4%)、「費用が高そう(概算を調べる、見積もりを取るなどはしていない)」(35.4%)、「挙式や披露宴以外のことにお金を使いたい」(36.4%)。この結果を見ると、「式や披露宴は多少お金をかけても行っておくべきもの」という旧来の価値観が一部では薄れていることがよくわかる。

 入籍以外に行ったものを聞いたアンケートでは、「身内だけの食事会」(64.2%)、「結婚指輪の購入」(59.8%)。「ハネムーン(新婚旅行)」は25.9%、「婚約指輪の購入」は21.5%だった。

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