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マーケットが見える!人のココロをつかむセオリー

目の不自由な人には撮影の喜びを
対立国家には市民交流の場を

カンヌが認めた「Social Good」実践企業の事例紹介

藤田康人 [インテグレート代表取締役CEO]
【第40回】 2013年7月16日
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目の不自由な人が撮った写真を
自ら鑑賞できるサービス

 6月16日~22日、フランスのカンヌで恒例の「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」(Cannes Lions International Festival of Creativity)が開催されました。今年は、カンヌ開催60回目を迎える記念すべき年とあって、例年以上に注目度も高く、過去最高3万5000超のエントリー数と、世界92カ国以上から1万数千人の参加者を集め、会場は終始熱気に包まれていました。

 ゲストや審査員には、Appleの「Think different」キャンペーンを手掛けたことでも有名なLee Clow氏や、Widen+Kennedy 創設者の Dan Wieden氏、Nikeの「FuelBand」プロモーションで有名なR/GAのCEO Bob Greenberg氏など、広告界のレジェンドと呼ばれる伝説の豪華メンバーが集結し、イベントに花を添えました。

 2011年から「クリエイティビティ・フェスティバル」と改名したこのイベント、私も毎年赴くのですが、今年の特徴として、「Social Good」なメッセージを発信するクリエイティブが高い評価を得たという印象を受けました。

 「Social Good」とは――。

 辞書で調べると、社会貢献活動を促進するソーシャルサービス、もしくは社会貢献そのものを指す場合もあるようです。しかし私は、優れたクリエイティブを目の当たりにし、「世界の人々が心を動かされる社会活動」こそが「Social Good」ではないかと、思わず感じ入ってしまったのです。

 私が今回最も心を動かされた作品は、DIRECT部門でゴールドライオンを獲得した、シンガポールの通信会社 StarHub Mobileの「Third Eye」です。

 これは、目の不自由な人々を支援する団体のために、同社が作ったクラウドソーシングシステムです。

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藤田康人 [インテグレート代表取締役CEO]

慶應義塾大学を卒業後、味の素株式会社を経て、92年、フィンランド人の社長と二人でザイロフィン ファーイースト社(現ダニスコジャパン)を設立。素材メーカーの立場から キシリトール・ブームを仕掛け、キシリトール製品市場はゼロから2000億円規模へと成長。07年、株式会社インテグレートを設立し、代表取締役CEOに就任。著書に『どう伝わったら、買いたくなるか』『99.9%成功するしかけ』 『漂流する広告・メディア』講演活動も行っている。integrateGroupウェブサイト:http://www.itgr.co.jp/

 


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