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歴代社長4人が中枢から退去
シャープの“伏魔殿”が解体へ

週刊ダイヤモンド編集部
2013年7月18日
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 「歴代社長の部屋をそのまま残すのですか。ゾンビ経営から決別できるのですか?」

 6月25日、大阪市内で開かれたシャープの株主総会でのこと。2年累計で9213億円の最終赤字を計上した経営首脳陣に向けて、会場に集まった株主の1人が、質疑応答の時間に質問を投げかけた。

 この株主は本誌記事(5月25日号、クローズアップ)を引用し、シャープには歴代社長5人の個室がずらりと並んでいる事実を指摘。そして経営責任をあいまいにしたまま、「仲よしグループで経営しているのか」と詰め寄ったのだ。

 実際、本社2階の中枢フロアに陣取る歴代社長たちは、経営不振による混乱に拍車をかけてきた。

 姻戚関係にある3代目の辻晴雄氏と4代目の町田勝彦氏は、隠然と影響力を残す長年のボス。液晶一筋の5代目、片山幹雄氏は独自の提携交渉に奔走。また6代目の奥田隆司氏の求心力は低く、部屋にこもることも多かった。

 そのため経営再建案や、海外メーカーとの提携方針までが二転三転する羽目になった。まさに「本社2階」は、あしき“多頭経営”のシンボルだったのだ。

 壇上の髙橋興三・新社長は、株主の質問に対してこう答えた。

 「“過去の人”たちに、もう決定権はない」

ついに「本社2階」にメス

 では、本当に「本社2階」は変わったのか。本誌は最新の部屋割りを把握することができた(図参照)。

 まず、3代目から6代目までの歴代社長4人は、厳重なセキュリティがかかった役員エリアから、一斉退去させられていた。

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