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ビッグスリー敗者復活戦の真実

米GM ヘンダーソンCEOインタビュー
「新生GMは2年で黒字化できる」

【第2回】 2009年7月8日
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破産法に基づく資産売却を経て、米政府が株式の過半を保有する新生ゼネラル・モーターズ(GM)が7月半ばにも誕生する見通しとなった。シボレーを核とする4つのブランドに身を縮めることになる“Government Motors”は、負の遺産と決別し、蘇ることができるのか。失敗すれば、今度こそ清算が待っている。ヘンダーソン社長兼最高経営責任者(CEO)に再建の見通しを聞いた。

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フレデリック(フリッツ)・ヘンダーソン
Frederic A."Fritz" Henderson
1958年11月ミシガン州デトロイト生まれ。50歳。ミシガン大学で学士号(ビジネスアドミニストレーション)を取得後、ハーバード大学ビジネススクールでMBA取得。1984年GM入社。GMの金融関連会社GMACのグループバイスプレジデントとして頭角を現した後、GMのCEOへの登竜門といわれるGMブラジル、GMラテンアメリカ、GM欧州の要職を歴任し、2006年1月に副会長兼CFO(最高財務責任者)、2008年3月に社長兼COO(最高執行責任者)、2009年3月にオバマ政権に事実上解任されたリック・ワゴナー氏の後を継ぎCEOに就任。
Photo (c) AP Images

―チャプターイレブン(破産法第11条)適用申請後の販売状況は?

 今後も引き続き注意深く見守る必要はあるが、6月下旬までの実績を見る限りは、想定内の影響にとどまっている(GMの6月の米国新車販売台数は前年同月比約33%減)。この期に、過剰在庫の処分も進めており、悪いことばかりではない。部品サプライヤーもGMと共にあり、生産は一日たりとも失ったことはない。

 ただ、GMを取り巻く事業環境が流動的であることは事実だ。とにかく破産手続きを迅速に終わらせること。今はその作業に注力している。

―破産手続き完了の見通しは?

 6月末現在、われわれは、363セール(連邦破産法363項に基づく資産売却)の審問プロセスにある。優良資産を切り離すことができるかどうかを決めるクリティカル(重大)な時期だ。ムダなく素早くプロフェッショナルに手続きを進める。この件について、今言えることはそれだけだ。

―破産手続きを経て誕生する新会社の6割の株式を持つ米政府は、経営には関与しないと述べているが、本当に守られるのか。

 その質問はそもそも前提がおかしい。

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GM、クライスラーの破綻で瀬戸際に追い詰められた米自動車産業。日本にとっても対岸の火事ではない混乱の舞台裏と敗者復活戦の行方を、デトロイト、ワシントンの二極取材で追う。

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