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宝珠山卓志 モバイルフロンティアを駆け抜けろ!
【第3回】 2013年8月9日
著者・コラム紹介
宝珠山卓志 [株式会社D2C 代表取締役社長]

世界のアプリ市場をけん引する、日本のゲームアプリのビジネスモデル

キャリア決済が、アプリビジネスを支えている

 米国に、アップ・アニーという会社がある。アプリストアのデータ分析で急成長する会社だ。同社は、App Store、Google Play別のアプリのダウンロード・ランキングや課金状況を調査し、レポートにまとめて発表している。

 それによると、ダウンロード・ランキングでは米国に大きく水をあけられている日本だが、アプリの売上ランキング、つまり収益面では、iOSでも米国に迫る勢いで、Google Playでは米国、韓国を抑えて、堂々の1位となっている(図表1、2参照)。

 図表2に見るように、特にGoogle Playでは、日本、韓国、米国以外はほとんど売上を上げていない。iOSも、米国、日本以外の売上は低い。この点については、キャリア決済が導入されているのがこの3ヵ国だけなので、それが要因と考えられると分析されている。

 また図表3に見るように、ダウンロード当たりの収益は、日本が圧倒的で、App Storeでは1.83ドル、Google Playでは1.89ドルに達している。平均はApp Storeが0.59ドル、Google Playが0.25ドルだから、その違いは大きい。他の地域に比べてダントツでDL当たりの売上が高いというだけではなく、Google PlayのほうがむしろiOSよりも高いというのも特徴だ。ほぼ同額で、バランスが取れているともいえる。こうした市場は日本だけだ。

 つまり、世界の中で日本だけが、アプリビジネスがしっかりと定着している、言い方を替えれば、アプリがビジネスになっている、といえるわけだ。

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宝珠山卓志[株式会社D2C 代表取締役社長]

1972年2月9日生まれ・東京育ち・妻と子供一人・趣味はシャンパーニュ。
1995年早稲田大学社会科学部卒業後、電通入社。マーケティング局配属後、第7営業局NTTドコモ担当。2000年D2Cへ出向。営業部長、営業推進部長を経て、2004年取締役COOに就任。2010年代表取締役に就任。現在に至る。


宝珠山卓志 モバイルフロンティアを駆け抜けろ!

モバイルマーケティングの第一人者が、業界動向や日々の話題にふれつつ、日本あるいは日本企業が持っている力の再検証と、それらを踏まえたグローバル市場における日本企業のポテンシャルを前向きに検証していく。

「宝珠山卓志 モバイルフロンティアを駆け抜けろ!」

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