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世界初をつくり続ける東大教授の「自分の壁」を越える授業
【第7回】 2013年8月22日
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生田幸士 [東京大学 先端科学技術研究センター、情報理工学研究科システム情報学専攻教授]

日本人の「否定の言葉」はフォーマット化されている!?
周りの反対にあったときに知っておきたい心構え

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ビジネス、進路、就職。何か新しいことをやろうとしたときに、周りに反対されたりバカにされたりすることはとてもよくあること。では、そのような発言に出会ったときにどのように考えれば良いのでしょうか?世界初をつくる過程で常にその「反対」と戦ってきた生田教授が語る、人気連載第7回。

周囲の声を気にしないコツ

 新しいことをやろうとするとき、周囲から反対意見が出てきます。これは、どんなに優れたアイデアであろうと、あるいはどんなに根回しをしていようと、必ず出てくるものだと覚悟してください。

 わたしなどはもう周りから反対されるのに慣れっこになっていますが、若いころは反対される度に気にしていました。そのときペンシルロケットの糸川先生による「いい研究(企画)とは、10人中8人が反対する研究(企画)である」という言葉に大いに勇気づけられたのは、前の連載でお話ししたとおりです。

 そしてもうひとつ、周囲の声を気にしないコツとして「新しいことをやろうとしたら、どんな声が飛んでくるか」を具体的に知っておくことが挙げられます。

 これについて以前、非常に感銘を受ける話を聞いたことがあります。1970年に「数学のノーベル賞」と呼ばれるフィールズ賞を受賞され、1975年には文化勲章も受章された、広中平祐先生による言葉です。1996年、広中先生は日本機械学会での基調講演の中で、こんな話をされました。

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トレーシー・カチロー 著/鹿田 昌美 訳

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生田幸士 [東京大学 先端科学技術研究センター、情報理工学研究科システム情報学専攻教授]

 

1953年大阪生まれ。大阪府立住吉高等学校卒。大阪大学にて金属材料工学科と生物工学科を卒業後、修士課程を経て、東京工業大学大学院制御工学専攻博士課程修了。工学博士、カリフォルニア大学研究員、東京大学専任講師、九州工業大学助教授、名古屋大学教授を経て2010年4月より東京大学教授。 医用マイクロマシン、医用ロボットの世界的先駆者。2010年紫綬褒章受章。文部科学大臣賞(研究功績者)、米国ラボラトリオートメーション学会功績賞、市村学術賞、グッドデザイン賞、ロボット学会論文賞など、受賞30件以上。IEEE主催マイクロマシン国際会議(MEMS’94)大会長。 新原理・新概念にこだわり、世界初の研究を次々につくり出している。また、助教授時代から『バカゼミ』『卵落とし大会』『カレーの日』など様々なイベントを開催し、凝り固まった日本の若者の頭をとことん柔らかくし、独創性を伸ばす創造性教育にも尽力。高校などへの出前授業も多数。NHK『爆笑問題のニッポンの教養』『ようこそ先輩』『ETV特集』、TBS『夢の扉』などテレビ出演も多々あり。趣味はウォルト・ディズニーの研究。

 


世界初をつくり続ける東大教授の「自分の壁」を越える授業

なぜ、多くの人は「そこそこ」で終わってしまい、「その他大勢」に埋もれてしまうのでしょうか? 実は、今いるところから突き抜け、自分だけの結果を出すには<考え方のコツ>があったのです。では、人とは違う結果を出してきた人は何をしてきたのでしょうか? その答えとなる思考の技術を、「世界初」の研究をつくり出し続け、東大生をバカにする授業=「バカゼミ」を手がける東大名物教授の著者が初めて語る!

「世界初をつくり続ける東大教授の「自分の壁」を越える授業」

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