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世界初をつくり続ける東大教授の「自分の壁」を越える授業
【第6回】 2013年8月20日
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生田幸士 [東京大学 先端科学技術研究センター、情報理工学研究科システム情報学専攻教授]

人とは違う考えやアイデアはロジカルに生み出せる!
「非まじめ」「不常識」の3つの指針

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不常識な考えはロジカルに生み出せる!他の人から突き抜けられる思考やアイデアを生み出すその秘密を、初めて公開。世界初をつくり続ける東大教授の話題の連載、第6回。

「非まじめ」なアイデアのつくり方

 世界のHONDAこと、本田技研工業の創業者である本田宗一郎さんは、生前に「不常識を、非まじめにやれ」と語っていたそうです。そう、奇しくもロボット工学の第一人者、森政弘先生と同じ「非まじめ」です。

 本田宗一郎さんの慧眼は、「非常識」を否定されていたことです。

 単に「非常識=めちゃくちゃ」なことをやっても、なにも生まれない。非常識ではダメだ。めちゃくちゃなことをするのではなく、常識の枠を越えた「不常識=新しい常識」をつくるのだ。そして新しい常識をつくるためには、頭でっかちにならずに「非まじめ」な自分でいることが重要なのだ、と。

 たしかに、わたしも新ジャンルをつくるような独創を推奨しているわけですが、それが単なる「非常識=めちゃくちゃ」になるようでは困ります。独創が「めちゃくちゃ」にならないためには、なんらかの指針が必要でしょう。そこでわれわれの研究室で掲げているのが、次のような指針です。

(1)違う「テーマ」を考える
(2)違う「方法」を考える
(3)違う「結果」を考える

 この3つについて語るとき、わたしはいつも登山を例に説明するようにしています。それはどういうことでしょうか?

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生田幸士 [東京大学 先端科学技術研究センター、情報理工学研究科システム情報学専攻教授]

 

1953年大阪生まれ。大阪府立住吉高等学校卒。大阪大学にて金属材料工学科と生物工学科を卒業後、修士課程を経て、東京工業大学大学院制御工学専攻博士課程修了。工学博士、カリフォルニア大学研究員、東京大学専任講師、九州工業大学助教授、名古屋大学教授を経て2010年4月より東京大学教授。 医用マイクロマシン、医用ロボットの世界的先駆者。2010年紫綬褒章受章。文部科学大臣賞(研究功績者)、米国ラボラトリオートメーション学会功績賞、市村学術賞、グッドデザイン賞、ロボット学会論文賞など、受賞30件以上。IEEE主催マイクロマシン国際会議(MEMS’94)大会長。 新原理・新概念にこだわり、世界初の研究を次々につくり出している。また、助教授時代から『バカゼミ』『卵落とし大会』『カレーの日』など様々なイベントを開催し、凝り固まった日本の若者の頭をとことん柔らかくし、独創性を伸ばす創造性教育にも尽力。高校などへの出前授業も多数。NHK『爆笑問題のニッポンの教養』『ようこそ先輩』『ETV特集』、TBS『夢の扉』などテレビ出演も多々あり。趣味はウォルト・ディズニーの研究。

 


世界初をつくり続ける東大教授の「自分の壁」を越える授業

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