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「脳」がわかれば「なぜ?」がわかる!

「心の病」は「脳の故障」が原因?

──人の心と脳の深い関係

山元大輔 [監修] [東北大学大学院生命科学研究科教授/理学部生物学科教授]
【第3回】

人間は、脳あってこその存在。人の行動、思考、感情、性格にみられる違いの数々は、すべて脳が決めているのです。「心の個性」それはすなわち「脳の個性」。私たちが日常で何気なく行なっていることはもちろん、「なぜだろう?」と思っている行動の中にも「脳」が大きく絡んでいることがあります。「脳」を知ることは、あなたの中にある「なぜ?」を知ることにもなるのです。この連載では、脳のトリビアともいえる意外な脳の姿を紹介していきます。

「心の病」は
なぜ起こるのか?

ノイローゼやうつ病、統合失調症など、「心の病」はなぜ起こるのでしょうか。最新の脳研究で、こうした心の病気と脳の関係が少しずつわかってきました。

 他の動物に心があるかどうかは別として、人間には確かに心があり、ときに人間はその心を病んでしまいます。統合失調症や躁うつ病などがその代表的な例でしょう。厳密な意味では、精神的な病=心の病は人間に特有の病だといえます。

 しかし人間の脳の働きの基本は、他の哺乳動物と変わらないので、ペットたちにも当然、「気分」のアップダウンがあって、落ち込む時もあるのでしょう。

 いずれにせよ、「心の病」はもちろん、すべて脳の働きの不全によっておこるのです。

脳内物質のコントロールで
症状は改善できる

 統合失調症は重症の心の病とされ、その症状はうつ状態に陥ったり、ときには妄想や幻覚を伴い、現実離れした言動に走ることも少なくありません。そうなれば、他人とのコミュニケーションは一般的にむずかしくなってきます。

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山元大輔 [監修] [東北大学大学院生命科学研究科教授/理学部生物学科教授]

1954年東京都生まれ。東京農工大学農学部卒業後、同大学院農学研究科修士課程終了。理学博士(北海道大学)。ノースウエスタン大学医学部博士研究員、三菱化学生命科学研究所室長を経て、1999年から早稲田大学人間科学部教授。同大学理工学部教授を経て、現在、東北大学大学院生命科学研究科教授。同大学理学部生物学科教授。


「脳」がわかれば「なぜ?」がわかる!

人間は脳あってこその存在。行動、感情、性格の数々はすべて脳が決めています。「脳」を知ることは、あなたの中の「なぜ?」を知ること。当連載では、脳のトリビアともいえる、意外な脳の姿を紹介していきます。

「「脳」がわかれば「なぜ?」がわかる!」

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