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【対談連載】ともに戦える「仲間」のつくり方
【第13回】 2013年9月13日
著者・コラム紹介バックナンバー
南 壮一郎 [株式会社ビズリーチ代表取締役],本田直之 [レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役社長兼CEO]

「誰かいい人いない?」が会社を潰す
――“ナイスな仲間”を引き寄せるヒミツとは?
【レバレッジコンサルティング代表 本田直之
×ビズリーチ代表 南壮一郎】(後編)

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「誰でもウェルカム」という姿勢が、チームや会社を不幸せにする!?――起業の苦難や楽しさを「仲間づくり」の視点から赤裸々に描いた『ともに戦える「仲間」のつくり方』の著者、南壮一郎氏が様々なゲストを迎えて、「何をやるか」ではなく「誰とやるか」の大切さについて語り合う好評企画。第6弾の今回は、6月に『あたらしい働き方』を上梓した本田直之氏との対談の後編をお届けします。さまざまな組織やプロジェクトを立ち上げてきた2人が考える“ナイスな仲間”を引き寄せる行動原則とは?(構成:朝倉真弓)

「誰でもウェルカム!」は既存のメンバーを不幸にする!
――仲間集めでこだわるべきこととは?

本田直之(ほんだ・なおゆき)レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役社長兼CEO
シティバンクなどの外資系企業を経て、バックスグループの経営に参画し、常務取締役としてJASDAQへの上場に導く。現在は、日米のベンチャー企業への投資事業を行うと同時に、少ない労力で多くの成果をあげるためのレバレッジマネジメントのアドバイスを行う。東京、ハワイに拠点を構え、年の半分をハワイで生活するデュアルライフを送っている。幸福度ランキングトップの北欧(デンマーク、スウェーデン、フィンランド)の人たちと幸福について語り合って著した近著『LESS IS MORE 自由に生きるために、幸せについて考えてみた。』(ダイヤモンド社)が話題になっている。
このほかの著書に、ベストセラーになったレバレッジシリーズをはじめ、『ノマドライフ』(朝日新聞出版)、25万部を越えるベストセラーとなった『面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則』『ゆるい生き方』『7つの制約にしばられない生き方』(以上、大和書房)『ハワイが教えてくれたこと。』(イースト・プレス)などがある。
著書は累計200万部を突破し、韓国、台湾、中国で翻訳版も発売されている。

 僕との接点となってくれたトライアスロンチームの「Team Alpa(アラパ)」はもちろん、トライアスロンの楽しさを伝える株式会社アスロニアの立ち上げなど、本田さんはさまざまなプロジェクトに関わっていらっしゃいます。そんな本田さんを拝見していて面白いなと思うのは、バックグラウンドや職業、性別、国籍に関係なく、本当にいろんな仲間が周囲にいて、お付き合いされているということです。こういった幅の広いお付き合いを心がけはじめたのはいつごろからですか?

本田 たぶん、学生時代からかな。学校にいると、学校の仲間としか会わないという人が多いよね。でもそういうのは、なんかつまらない気がして。同じ組織の中の人といるよりも、できるだけ外の人と付き合おうと心がけていった結果、世界がどんどん広がっていったのが今の状況なんじゃないかなって思ってる。

 原体験のような出来事はあったのですか?

本田 大学のときにハワイに1ヵ月いて、その時にハワイに住みたいなって思ったのがきっかけだね。やっぱり外に出ないと面白いものは見つからないんじゃないかなって思って。

スモールなコミュニティだと、みんな考え方が似てくるから広がらない。でも、全然違う人たちと付き合うことによって、自分の考えも広がるし、面白いものも見えてくる。そうしていたほうが楽しいって感覚だね。

 もちろん、日本も面白いよ。日本も好きだから日本とのデュアルライフをしているわけなんだけども、外にはまだまだもっと面白いことやもっと面白い人がいる。そこが原点だね。

 本田さんは、仲間に対して何を重視していますか?

本田 基本的に“ナイスな人”であるかどうかだね。大切なのは、根本的な人間性だと思っていて。それに加えて、自分で物事を興し、生み出せる人間であること。依存型の人はチームを乱すからね。

 あとは、暗くない人。それも顔に出るよね。仕事でもなんでも同じだけど、どっかにネガティブなものを持っている人は、上手くいかなくなったときにそこで折れてしまう。逆に、どんなに能力があってもナイスじゃない人は全然ダメだよね。

 既存の仲間とのバランスや、こういう人がいたら面白いなっていうスパイスみたいな要素も考えますか?

本田 スパイスというよりは、みんなに合う人が第一条件。何かの会を主催するときに思うんだけど、誰でも仲間に入れる会は、絶対にいい会にならない。世の中、自分だけ得しようという人が多いから、下手に受け入れてしまうと既存の仲間に迷惑がかかる。だから、門戸を少し閉じて、すでにそこにいる人を守らなければならないんだよね。

 経営者だったら「いい会社を作りたい」というところがすべての始まりでしょ。だったらそこに強くこだわらないと、仲間はみんなアンハッピーになっちゃう。逆に、いいメンバーを集めることができれば、みんながハッピーになって楽しいことが起こる。『あたらしい働き方』で紹介した会社の採用と同じだね。

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南 壮一郎 [株式会社ビズリーチ代表取締役]

1999年、米・タフツ大学数量経済学部・国際関係学部の両学部を卒業後、モルガン・スタンレー証券に入社し、M&Aアドバイザリー業務に従事。その後、香港・PCCWグループの日本支社の立ち上げに参画。幼少期より興味があったスポーツビジネスに携わるべく、2004年、楽天イーグルスの創業メンバーとなる。チーム運営や各事業の立ち上げサポート後、GM補佐、ファン・エンターテイメント部長などを歴任し、初年度から黒字化成功に貢献。 2007年、株式会社ビズリーチを設立し、代表取締役に就任。日本初の個人課金型・転職サイト「ビズリーチ」を運営。2010年、プレミアム・アウトレットをイメージしたECサイト「LUXA(ルクサ)」を開始。2012年、ビズリーチのアジア版「RegionUP(リージョンアップ)」をオープン、2013年2月、IT・Webエンジニアのためのコラボレーションツール「codebreak;(コードブレイク)」をオープン。著書に『ともに戦える「仲間」のつくり方』『絶対ブレない「軸」のつくり方』(ともにダイヤモンド社)がある。

 

本田直之 [レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役社長兼CEO]

シティバンクなどの外資系企業を経て、バックスグループの経営に参画し、常務取締 役としてJASDAQ上場に導く。 現在は、日米のベンチャー企業への投資事業を行うと同時に、少ない労力で多くの成果をあげるためのレバレッジマネジメントのアドバイスを行う。日本ファイナンシャルアカデミー取締役、コーポレート・アドバイザーズ取締役、米 国Global Vision Technology社取締役、Aloha Table取締役、コポンノープ取締役、エポック取締役などを兼務。東京、ハワイに拠点を構え、年の半分をハワイで生活する デュアルライフをおくっている。著書に、レバレッジシリーズをはじめ、『あたらしい働き方』『Less is More』(ダイヤ モ ン ド 社 )『 ノ マ ド ラ イ フ 』( 朝 日 新 聞 出 版 )『 パ ー ソ ナ ル ・ マ ー ケ テ ィ ン グ 』( デ ィ スカヴァー・トゥエンティワン)などがあり、著書累計250万部を突破し、韓国、台湾、 中国で翻訳版も発売されている。著者のプロデュースも行っており、50万部を突破した『伝え方が 9 割』『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』をはじめ合計150万部を突破しいずれもベストセラーとなっている。講演活動は国内だけでなく、アメリカ、オーストラリア、カナダ、中国、シンガポール、韓国、香港、台湾など海外でも行っており、学生向けには早稲田、慶応、明治、 一橋、筑波、立教、法政、上智など様々な大学で講演を行っている。サンダーバード国際経営大学院経営学修士(MBA)、明治大学商学部産業経営学科卒、(社)日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー、アカデミーデュヴァン講師、明治大学・上智大学 非常勤講師

 


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