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家庭用ゲーム機は「オワコン」なのか?
コアユーザー層と籠城するソニーのプレステビジネス

小山友介 [芝浦工業大学システム理工学部教授],石島照代 [ジャーナリスト]
【第41回】 2013年9月18日
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ソニー「Play Station4」は日本では2014年2月22日発売予定、予価3万9980円 (c)2013 Sony Computer Entertainment Inc.

 国内最大のデジタルエンターテインメントイベント「東京ゲームショウ2013」が、今月19日から22日まで、千葉・幕張メッセで開催される。今年の目玉は、2つの新型家庭用ゲーム機のプレイアブル出展で、ソニーの「Play Station4」(日本市場は2014年2月22日発売予定、予価3万9980円)と、マイクロソフトの「Xbox One」(日本発売日未定)がそれぞれ出展される。

 ソニーはゲームショウ開催に先駆けて、今月9日、ゲームビジネス関連のカンファレンスを行った。もちろん、「Play Station4」関連のニュースも重要ではあるがそれ以上に耳目を集めたのは、「PS Vita TV」などPS Vitaに関する発表の多さだった。

継続的なゲームユーザーにとって
ソーシャルゲームは「別腹」

 最近はバブルも終了しだいぶ下火になったが、コンプガチャ騒動に代表されるように、ソーシャルゲーム人気のあおりで家庭用ゲーム機のユーザー離れが叫ばれることも少なくなかった。だが、それは事実なのだろうか。

 芝浦工業大の小山研究室では昨年12月、少なくともひとつのハードで経常的に遊んでいるゲームユーザーの、使用ハード(家庭用・PCオンライン・スマホ、ガラケーなど携帯電話)に関するWeb調査を行った。結果は次ページのグラフの通りである(N=2060)。

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小山友介 [芝浦工業大学システム理工学部教授]

1973年生まれ。芝浦工業大学システム理工学部教授。2002年京都大学大学院博士課程修了。博士(経済学)。東京工業大学助教等を経て現職。東工大時代に経済シミュレーション研究に従事、そこで学んだコンピュータサイエンスの知識を生かしてゲーム産業研究を行なう。専門はゲーム産業を中心としたコンテンツ産業論と社会情報学。2016年6月末に『日本デジタルゲーム産業史』 (人文書院)を刊行。

 

石島照代 [ジャーナリスト]

1972年生まれ。早稲田大学教育学部教育心理学専修を経て、東京大学大学院教育学研究科修士課程在籍中。1999年からゲーム業界ウォッチャーとしての活動を始める。著書に『ゲーム業界の歩き方』(ダイヤモンド社刊)。「コンテンツの配信元もユーザーも、社会的にサステナブルである方法」を検討するために、ゲーム業界サイドだけでなく、ユーザー育成に関わる、教育と社会的養護(児童福祉)の視点からの取材も行う。Photo by 岡村夏林

 


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ゲームソフトをゲーム専用機だけで遊ぶ時代は終わった。ゲーム機を飛び出し、“コンテンツ”のひとつとしてゲームソフトがあらゆる端末で活躍する時代の、デジタルエンターテインメントコンテンツビジネスの行方を追う。

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