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スタンフォード大学の超人気講座 実力を100%発揮する方法
【第4回】 2013年10月10日
著者・コラム紹介バックナンバー
シャザド・チャミン[著],田辺希久子[訳]

心の中の敵、「妨害者」を弱める方法
ラベル付けと10秒間の反復運動が効果的

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これまで、実力をフルに発揮するのをじゃまする心の中の「妨害者」、これに対抗する「賢者」とその強化法を紹介してきた。今回は「妨害者」を弱める方法を中心に、賢者の原動力となっている「PQ脳」の強化法を提案する。

PQを改善するための3つの方法

 すでに述べたとおり、妨害者モードにあるか賢者モードにあるかは、脳内の別々の領域や機能と関係している。妨害者の主たる原動力となる脳の領域は、もともとは肉体的・感情的な生き残りを目的としていた領域である。本書『実力を100%発揮する方法』ではこの領域を「生存脳」と呼ぶ。一方、賢者の原動力となっている脳の領域は全く異なる。これを「PQ脳」と呼ぶ。こうした2つの脳領域の関係を踏まえて、PQを増強するための3つの方法を提案しよう。すなわち、1. 妨害者を弱める、2. 賢者を強める、3. PQ脳の筋力を強化する――の3つの方法である。

方法1:妨害者を弱める
妨害者を弱めるには、まず妨害者に特有の思考パターンや感情パターンを見分け、それがあなたにとって有益でないことをはっきり理解することだ。妨害者はたいてい自分を正当化し、あたかも味方であるかのように、極端な場合にはあなた自身であるかのようにふるまう。

ここでは、そうした仮面をはぎとり、その策略をあばいて、妨害者への信頼やあなたに対する支配力を弱めていく。妨害者を弱めるには、妨害者の思考や感情が現れるたびに、よく観察してラベル付けするだけでいい。例えば「おやおや、また裁判官が現れて、おまえは失敗すると予言している」とか、「また仕切り屋が現れて心配を始めた」というように。

方法2:賢者を強める
賢者を強めるには、賢者の視点に切り替え、試練に出合うたびに5つの賢者パワーを借りて対処してみることだ。自分の中に確かに賢者がいて、妨害者が勧めるよりはるかに優れた解決法を教えてくれることがわかるだろう。本連載の第3回を参照してほしい。

方法3:PQ脳の筋力を強化する
PQ脳の筋力を増強するには、PQ脳と生存脳の違いを知らなければならない。長年使われずにいたPQ脳の筋肉は未発達なままだが、生存脳の筋力はステロイドで増強されている。本書で紹介する方法を使えば、PQ脳の筋力を短期間で楽しく鍛えることができる。

 PQ脳を刺激することは妨害者の原動力となっている生存脳を弱めることにもなる。そして賢者の視点を用いたり、妨害者の考え方や感じ方を観察・ラベル付けしたりすると、PQ脳もまた自動的に活性化され、強化される。

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田辺希久子(たなべ・きくこ)

 

東京教育大学卒業。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科修士課程修了。翻訳家。神戸女学院大学教授。著書に『英日日英 プロが教える基礎からの翻訳スキル』(三修社)、主な訳書に、『サービス・リーダーシップとは何か』『ザ・ビジョン』『1分間自己管理』『ザ・リーダーシップ』『戦争報道 メディアの大罪』『ケン・ブランチャード リーダーシップ論[完全版]』(以上ダイヤモンド社)、『通訳翻訳訓練』(みすず書房)などがある。

 


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あなたが実力を100%発揮できないのは、自分の心が妨害しているからだ。NYタイムズベストセラーの著者チャミンが、長年のコーチとしての経験や、脳科学、ポジティブ心理学の知見をもとに、自分の心が敵として妨害する度合と味方として働く度合を測定し、さらに心の中の敵を弱める方法を具体的に教える。数百人のビジネスパーソンが実践して劇的な成果が上がった手法を紹介。

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