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もはや人間も驚きの介護マーケットか!
「老犬ホーム」が経済ニュースになる理由

超ニッチマーケットのプロモーションに秘薬はある?

藤田康人 [インテグレート代表取締役CEO]
【第43回】 2013年10月21日
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人間の子どもより多い
犬猫にサービス市場拡大

 先日、現代の社会構造を象徴するような統計数字を発見しました。ペットフード協会が毎年実施している「全国犬猫飼育実態調査」です。

 同調査によると、2012年度の全国の犬の飼育数は1153万4000頭、猫は974万8000頭、合わせて2128万2000頭だそうです。これは、15歳未満の人口1649万人(13年4月1日現在、過去最低)をゆうに超える数です。子どもよりペットが多い時代とは、何とも複雑な心境にならざるを得ません。

 それを象徴するように、昨今のペット関連市場規模は1兆4000億円程度まで拡大し続けており、総務省の家計調査によれば、12年の1世帯あたりペット関連年間支出額は、05年に比べて15%上昇。とりわけ、ペットの健康に関わる支出が増えているのだそうです。

 実は、私も3年前からトイプードルを飼い始めたのですが、予防接種を受けたり、しつけ教室に通わせたりと、思いのほか出費がかさむことに少々面食らっているところです。

 そんな矢先、流通大手のイオングループが、自社のショッピングセンターや総合スーパー内にペット用品店の出店を加速、18年度までにペット用品の扱い店舗数を現状の3倍である600店にするというニュースが流れました。ペットが家族の一員となっている今日の状況を見るに、ペット関連は、今後も成長が見込めるマーケットであることは疑いないでしょう。

 ところが、このペット関連ビジネスのプロモーション、意外にマーケッター泣かせなのです。

 ペット保険をはじめ、私もこれまでいくつかのペット関連サービスのマーケティングプロジェクトに参加してきました。が、その都度メッセージの考案やメディアの選定に非常に苦労させられてきたのです。

 なぜでしょうか。

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藤田康人 [インテグレート代表取締役CEO]

慶應義塾大学を卒業後、味の素株式会社を経て、92年、フィンランド人の社長と二人でザイロフィン ファーイースト社(現ダニスコジャパン)を設立。素材メーカーの立場から キシリトール・ブームを仕掛け、キシリトール製品市場はゼロから2000億円規模へと成長。07年、株式会社インテグレートを設立し、代表取締役CEOに就任。著書に『どう伝わったら、買いたくなるか』『99.9%成功するしかけ』 『漂流する広告・メディア』講演活動も行っている。integrateGroupウェブサイト:http://www.itgr.co.jp/

 


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インターネットなど双方向メディアの普及に伴い、従来の広告メッセージが届きにくい時代になったと言われます。どんな方法なら消費者とのコミュニケーションが成立するのか。「次世代IMC」を掲げる注目のマーケティング企業CEOがその極意を伝授します。

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