ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
悪魔の対話術 ~ビジネスで「したたか」に成功する~
【第10回】 2008年7月15日
著者・コラム紹介バックナンバー
内藤誼人  [心理学者]

「お金にこだわらない」という人は、ウソツキか怠け者

1
nextpage

 お金を得るというのは、私たちにとって、大いなる動機づけとなる。

 口では、「私は、お金儲けのために仕事をしているわけではありません」と公言してはばからない人は、少々、欺瞞的なのかもしれない。お金がほしくない人など、いないからだ。一生懸命に仕事をしている人ほど、きちんとそれを評価してもらいたい、そして給料をあげてもらいたい、と思うものである。よほどのスーパーリッチでなければ、お金に執着するのは当たり前である。

「お金にこだわらない」
という言葉を信じるな

 相手のことをよく知りたいのなら、「あなたは、どれくらい報酬を望みますか?」と聞いてみよう。

 「私は、お金にこだわりません」という人は、ウソをついているか、仕事ぶりにやる気が見られないかのどちらかである。仕事にやる気がないからこそ、給料もそれほど気にしないと答えているのかもしれないからだ。

 最近の若者は、お金への執着が薄いといわれる。何が何でもお金を稼ぎ出してやろうという意欲がないというのだ。最低限の給料が保証されていれば十分。そういう考えの人が若者を中心に、40代、50代の人にも増えているという。しかし、そういう人に限って、仕事に対するやる気がなく、生命エネルギーもかけている。

 「僕は○歳までに絶対に大金持ちになってやるんだ!」というお金への執着があったほうが、生命エネルギーも豊かである。目を輝かせ、どんな仕事も嬉々として実行する。お金を稼ぐためなら、彼は、何でもやるだろう。

 お金への執着は、大きなモチベーションになるのである。あなたが人事担当者なら、こういう人を採用したほうが、会社としてはずっといい。やる気があるかどうかは、お金への執着を見れば一目瞭然なのである。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
自分の時間を取り戻そう

自分の時間を取り戻そう

ちきりん 著

定価(税込):本体1,500円+税   発行年月:2016年11月

<内容紹介>
生産性は、論理的思考と同じように、単なるスキルに止まらず価値観や判断軸ともなる重要なもの。しかし日本のホワイトカラー業務では無視され続け、それが意味のない長時間労働と日本経済低迷の一因となっています。そうした状況を打開するため、超人気ブロガーが生産性の重要性と上げ方を多数の事例とともに解説します。

本を購入する
ダイヤモンド社の電子書籍
(POSデータ調べ、11/20~11/26)


注目のトピックスPR


内藤誼人 [心理学者]

慶応義塾大学社会学研究科博士課程修了。(有)アンギルド代表取締役。現在は、企業研修や講演等で、心理学の法則をもとにした人材育成や販売促進、企画力促進などに力を注いでいる。著書に『「人たらし」のブラック心理術』(大和書房)、『人は「暗示」で9割動く!』(すばる舎)、『パワーセルフ』(ダイヤモンド社)ほか多数。


悪魔の対話術 ~ビジネスで「したたか」に成功する~

ビジネス成功したいなら「お人よし」になるな!ビジネスに「ズルい」という言葉はない!自分のホンネはさらさずに相手のホンネを一方的に探り出すための「したたか」で「狡猾」な“悪魔の”対話術を伝授する。

「悪魔の対話術 ~ビジネスで「したたか」に成功する~」

⇒バックナンバー一覧