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認められたい私、認めてくれない社会~「承認不安時代」の生き方~

認められたい部下をうまくコントロールするための上司の心得

梅田カズヒコ [編集・ライター/プレスラボ代表取締役]
【第10回】 2014年1月15日
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「強迫観念にとらわれたかのようにメールの返信を急ぐ人」、「せっかく一流企業に入ったのに辞めて、所得を減らしてでも自分らしい職場を探す人」……。一見不可解な現代の若者に特徴的なこれらの行動。こうした行動に駆り立てる原因を探っていくと、彼らの「認められたい」という思いに行きつくことが少なくない。現代において若者を悩ませる最大の問題は、経済的不安ではない。「認められない」という不安なのだ。

一方で、若者でない世代も含めて、日本に蔓延する閉塞感の正体を探る意味でも「承認」、さらに「承認格差」は、大きなキーワードだと考える。この連載では、経済的な格差に苦しむよりも深刻かもしれない、「“認められない”という名の格差」を考えていこうと思う。

 隔週で『承認欲求』をテーマにした記事を展開している当連載だが、特に年が明けてからの2週間、インターネット上では承認欲求をテーマにした記事が相次いでいる。

承認欲求そのものを叩いている人は「残念」(熊代亨 2014/1/11 ハフィントンポスト)
見える承認欲求、見えない承認欲求(小川たまか 2014/1/11 Yahoo!ニュース個人)
大学生に見る若者の「承認」欲求の現在(難波 功士 2014/1/8 Yahoo!ニュース個人)

 あるキーワードがどのぐらい検索されたかをざっくり調べるのに便利な『Google トレンド』によると、2011年以降じわじわ語られてきたこのキーワードの注目度が今年に入って急上昇した印象だ。これはヤフーニュースなど影響力の強い大手メディアで紹介されたことが遠因となっているが、常にくすぶっていた話題がここにきて一種のバズワードとして展開されているというところだろう。

 改めて説明させていただくと、『承認欲求』とは、自分以外の他者から認められたいとする欲求の総称である。心理学の上では有名なマズローの『欲求5段階説』によると、もっとも原始的な欲求『生理的欲求』(寝たい、食べたいといった生理的欲求)から始まって、2番目に『安全の欲求』、3番目に『所属と愛の欲求』、4番目が『承認欲求(尊重欲求とも言われる)』、最後のもっとも高度な欲求が5番目の『自己実現の欲求』と、欲求を5分類しているが、まさに4番目の欲求が『承認欲求』、さらに発展してその前後の3~5番目の精神的な欲求を含めて議論していくのが良いだろう。

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梅田カズヒコ [編集・ライター/プレスラボ代表取締役]

ロスジェネ世代(1981年生)の編集・ライター。フリーライター、編集プロダクション勤務を経て2008年より株式会社プレスラボを起ち上げる。著書に『エレベスト』(戎光祥出版)。web上のニュースサイト「下北沢経済新聞」編集長。「GetNavi」(学研)誌上で『コンビニ研究室』連載中。他に「日経トレンディネット」「COBS ONLINE」「R25」「サイゾー」など主にネット媒体で執筆中。起業したのは旺盛な独立心と言うよりも、むしろサラリーマンの職場における煩わしい人間関係から逃げるため。
ツイッター:@umeda_kazuhiko


認められたい私、認めてくれない社会~「承認不安時代」の生き方~

「強迫観念にとらわれたかのようにメールの返信を急ぐ人」、「ランチを一緒に食べる友達がいないと思われるのがイヤで、トイレでご飯を食べる人」……。オジサンには一見不可解な現代の若者に特徴的なこれらの行動。こうした行動を駆り立てる原因を探っていくと、彼らの「認められたい」という思いに行きつく。この連載では、「承認」をキーワードに、特に若者の間で広がる現代社会の生きづらさの正体を考える。

「認められたい私、認めてくれない社会~「承認不安時代」の生き方~」

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