男のスメルマネジメント

食べるだけで女子力もテンションもアップ! ?
地味な魚・サバの伝道師「サバジェンヌ」の正体

 名刺を交換するとしばしば、「これは何?」とクビをかしたくなる肩書きに遭遇することがある。今回ご紹介するのも、そんな肩書きの1つである。 

(サ、サバジェンヌ????)

 野暮とは思いつつ、ご本人に聞いてみた。

 「つかぬことではありますが、これは営利事業なのでしょうか、それとも非営利?」

 「うーん、今のところは非営利ですが、収益にまったく結びついていないかというと、そうでもなく……」

 おっしゃる通り、本業と副業の境界線は曖昧だ。ふつうは収益の多い方を「本業」、少ない方を「副業」と分類するのだろうが、果たして、そうした分類だけですべてが語れるものなのかどうか、疑問もある。

 本業がいつしか副業を生むこともあれば、副業が知らぬ間に本業を助けていることもあるからだ。

サバに目覚めるまで
コスメ代は1ヵ月10万円!?

 サバジェンヌこと池田陽子さん(年齢不詳)の本業は薬膳アテンダントである。薬膳をキーワードに、エディター・ライター活動もしている。「サバジェンヌ」の肩書きは、それら本業の一番後ろにさりげなく添えてあるだけであった。

 にもかかわらず、そのインパクトは強烈で、いわく「本業がかすむほど」。名刺交換をすると必ず「これ何ですか?」と聞かれる。質問してくるのはたいてい、ご本人がサバ好きか、サバの産地出身者という。

 それにしても謎である。「サバジェンヌ」って、いったい何なのだ?

 「元をたどれば、薬膳的にサバを食べなくちゃいけない、というところから始まったんですね」と、池田さんがサバジェンヌになった経緯を詳しく説明してくれる。

 もともとサバは嫌いではなかったが、それほど思い入れがある訳ではなかった。ところが、調べてみると、食材としてのサバには薬膳的に無視できない効果があることに気がついたという。

 「サバは何しろ、血の巡りにいいんです」

 「なるほど」

 「それと、お肌にも良い。新陳代謝が活発になりますから老廃物も減りますし、肌の透明感もアップする。それに、肩こりにも効くんです」


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職あれば食あり

人は食べるために働くのか、それとも、働くから食べなければならなくなるのか。そんな素朴な疑問を解き明かすべく、さまざまな職業に従事する人々のランチと人生を追いかける。「職」と「食」の切っても切れない関係を解きほぐす、お仕事紹介ルポ。

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