ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
オトコを上げる食事塾 笠井奈津子

なぜダイエット、禁酒は挫折する人が多いか
三日坊主になりがちな年始の目標を実現させる習慣

笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]
【第43回】 2014年2月3日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 年末年始の長い休みが終わったかと思えばすぐ三連休がやってきて、あっという間に迎えてしまったような2月。今年ももう12分の1が過ぎ去ったらしい。凛とした空気の中、新年に立てたあの目標は今どうなっているだろうか?「現在の目標」から「過去に目指したことがある目標」になっていないだろうか?

 目標を立ててから1ヵ月。この間に何かしらのアクションを起こし、変化を生み出していなければ、それは叶わない夢で終わることがほとんどだ。でも、今ならまだ間に合う。1ヵ月分の検証材料、反省材料を手に入れたのだ。これを生かさない手はない。

「今年は休肝日を作る」という筆者の目標
なぜ過去2年は失敗続きだったか

 新年最初の当連載で、「今年は休肝日を作る」と宣言した私。私事で恐縮だが、今回は、ダメな例のケーススタディとしてあげてみたい。実は、休肝日を作るというこの目標は、密かに昨年も一昨年も立てていた。つまり、少なくとも、2年分の「目標達成できなかった理由」を私は知っている。そして、このできない理由こそが宝である。書き出すだけ書き出したら、あとは客観的に対応策を考えていくのだ。

 私の場合、まず第一に“お酒も甘いものも口にしない栄養士”よりも、“お酒も甘いものもたしなむ栄養士”の方が親しみがわき、クライアントが話しやすいだろう、という、変化に抵抗するような心理的ブレーキがあった。事実、そういうこともあるのだが、飲む理由を正当化するための理由であることも間違いない。変化することには多少なりとも負荷がかかる。だから、変化を望んでいるときでも、実際は、このままでありたい、という心理的ブレーキが働くことが人にはある。

 その心理的ブレーキに打ち勝つには、目標を明確にする、達成したいイメージをより具体的にする、という過程が欠かせない。「休肝日を設ける」「ダイエットをする」は明確な目標のようで、経営会議で「会社の売り上げを伸ばします」とだけ発言するのと何ら変わりがない。何のためにそれをするのか、どうやってするのか、そうするとどのようなことが起きるのか、などがクリアにされて、かつ、それが本当に自分で望んでいることではないと、行動変容は起きにくい。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

東京都生まれ。聖心女子大学文学部哲学科を卒業後、栄養士免許取得。現在、栄養士、食事カウンセラー、フードアナリストとして活躍中。都内心療内科クリニック併設の研究所での食事カウンセリングやセミナーなどで、これまでに携わった8000通り以上の食事記録をもとに食事指導を行っている。また、“食卓に笑顔を”の願いのもと、『Smile table』を主宰し、ビジネスマン向けに企業内研修、カウンセリングをするほか、ワークショップなども実施している。最新の情報などはこちらへ。
著書には『甘い物は脳に悪い』『成功する人は生姜焼き定食が好きだ』がある。
文化放送「オトナカレッジ・健康学科」に隔週木曜日出演中。詳しくはこちらから→オトナカレッジHP
ポッドキャスト「オトナカレッジ・聴く図書館」でも聴けます。番組紹介動画はこちら

 


オトコを上げる食事塾 笠井奈津子

男も35歳を過ぎれば、体のあらゆるところにガタがくるもの。昨日の酒がなかなか抜けない、太りやすくなった、集中力が続かない、髪の毛がよく抜ける…。そんな症状を食事で改善できるとしたら?経営者や管理職セミナー、企業研修で多くの男性ビジネスパーソンの食事を指導している栄養士・食事カウンセラーの笠井奈津子氏がデキる&モテるビジネスパーソンになるための食事のルールをご紹介。健康的で若々しい体は食事からつくっていきましょう。

「オトコを上げる食事塾 笠井奈津子」

⇒バックナンバー一覧