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オトコを上げる食事塾 笠井奈津子

頑張っても続けられないのはなぜ?
「置き換えダイエット」に失敗してしまう理由

笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]
【第33回】 2013年9月17日
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 先日、知り合いの編集者さんから「“置き換えダイエット商品の勝手にランキング”をしようと思うんですけど、何が良いかコメントいただけませんか?」と電話がかかってきた。

 食事の代わりに用いる「置き換えダイエット商品」といえば、粉末を水で溶いたものを飲むタイプのものが思い浮かぶ。ゼリー飲料タイプなどもあるが、いずれも持ち歩けるので場所を選ばないし、料理が苦手な人でも労力をかける必要がないため、始めるハードルは高くない。私も経験者のひとりだが、挫折した者のひとりでもある。こうしたダイエットに苦労した体験は、「ダイエット継続のカギは食欲とストレスのコントロールにある」ことを教えてくれた。

週2回程度の利用でOK?
何を選ぶかより重要な「継続」

 おいしいものを食べるのは本能的な喜びであるし、食欲は人間の三大欲求のうちのひとつ。それを極力守らなければ、そのダイエットは茨の道になる。

 時折、ダイエット目的のクライアントさんの中に「若い頃にも一度ダイエットしてすごく体重を落としたんですけど…」という、置き換えダイエット成功者がいたりする。そんな方に出会ったときは、心の底から尊敬してしまう。あれが続けられたなんて、相当な根性と忍耐力の持ち主だ。

 ただ、その生活は思うように続かない。クライアントさんの話を聞く限り、一番長くても半年くらいだったように思う。痩せる努力をしていても、「太る要因」の方のケアをしなければ、遅かれ早かれ体重は元に戻るか、以前よりも増えてしまう。

 冒頭の話に戻ると、置き換えダイエットに関していえば、各商品について追究する以前に、まず、続けられるかどうかの方がポイントとなる。どんなに良いものでも、悪いものでも、3日で終わるようなものなら大差ない。サプリのような長期利用も考えにくい。何かその企画のお役に立てることがあるだろうか…と考えこんでいると、編集者さんがこう疑問を投げかけてきた。

 「あのですね、まずは手当り次第置き換えダイエット食品をそろえてみたんですけど、値段に関係なく、どれも添加物とか多いんです。これ、むしろ身体に悪いんじゃないかと思って」

 「確かに…」と言いながら、思わず、苦笑してしまった。

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笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

東京都生まれ。聖心女子大学文学部哲学科を卒業後、栄養士免許取得。現在、栄養士、食事カウンセラー、フードアナリストとして活躍中。都内心療内科クリニック併設の研究所での食事カウンセリングやセミナーなどで、これまでに携わった8000通り以上の食事記録をもとに食事指導を行っている。また、“食卓に笑顔を”の願いのもと、『Smile table』を主宰し、ビジネスマン向けに企業内研修、カウンセリングをするほか、ワークショップなども実施している。最新の情報などはこちらへ。
著書には『甘い物は脳に悪い』『成功する人は生姜焼き定食が好きだ』がある。
文化放送「オトナカレッジ・健康学科」に隔週木曜日出演中。詳しくはこちらから→オトナカレッジHP
ポッドキャスト「オトナカレッジ・聴く図書館」でも聴けます。番組紹介動画はこちら

 


オトコを上げる食事塾 笠井奈津子

男も35歳を過ぎれば、体のあらゆるところにガタがくるもの。昨日の酒がなかなか抜けない、太りやすくなった、集中力が続かない、髪の毛がよく抜ける…。そんな症状を食事で改善できるとしたら?経営者や管理職セミナー、企業研修で多くの男性ビジネスパーソンの食事を指導している栄養士・食事カウンセラーの笠井奈津子氏がデキる&モテるビジネスパーソンになるための食事のルールをご紹介。健康的で若々しい体は食事からつくっていきましょう。

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