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原料高に喘ぐ繊維業界で、東レが絶好調の理由

週刊ダイヤモンド編集部
2007年11月28日
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 原料高騰の価格転嫁がままならない。

 繊維もそんな業界の1つだ。

 2007年9月中間期の決算を見ても、繊維業界6社のうち4社が営業減益となっている。

 そんななかでクラレと並んで気を吐いているのが東レだ。

 東レの中間期の決算は売上高が前期比7.5%増の8023億円、営業利益は同11%増の440億円となった。

 「上期だけを見れば、原料高の上昇分は価格転嫁と高付加価値品へのシフトで吸収できている」と、東レの榊原定征社長は言う。

 収益の牽引役は炭素繊維や情報通信材料などの「最先端材料」だが、東レの底力はじつは繊維事業に見て取れる。

 同セグメントの営業利益は2006年の9月中間期の95億円から100億円と、5.2%の増益を果たしている。

 なお、繊維事業には、高収益の炭素繊維は含まれていない。

 繊維事業の増益に最も貢献したのは、海外の事業だ。

 今年上期に、中国の繊維事業が黒字転換を果たすなど、再建が進んでいる。

 「赤字事業の撲滅に向けた取り組みが軌道に乗り始めた」(幹部)格好だ。

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