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認められたい私、認めてくれない社会~「承認不安時代」の生き方~

「友達」はいつから過剰に気を遣う存在になったのか

梅田カズヒコ [編集・ライター/プレスラボ代表取締役]
【第12回】 2014年2月12日
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「強迫観念にとらわれたかのようにメールの返信を急ぐ人」、「せっかく一流企業に入ったのに辞めて、所得を減らしてでも自分らしい職場を探す人」……。一見不可解な現代の若者に特徴的なこれらの行動。こうした行動に駆り立てる原因を探っていくと、彼らの「認められたい」という思いに行きつくことが少なくない。現代において若者を悩ませる最大の問題は、経済的不安ではない。「認められない」という不安なのだ。

一方で、若者でない世代も含めて、日本に蔓延する閉塞感の正体を探る意味でも「承認」、さらに「承認格差」は、大きなキーワードだと考える。この連載では、経済的な格差に苦しむよりも深刻かもしれない、「“認められない”という名の格差」を考えていこうと思う。

 今回のテーマは、「友達」だ。友人関係というものが、時代の流れとともにどう変化しているのかを考えていきたい。

 実は以前、ダイヤモンド・オンラインで「バブルさんとゆとりちゃん」という世代論をテーマにした連載を行っていたのだが、そのなかで「友達」という存在の概念が、世代によって違うのではないかという疑問が生まれた。そう思うようになったきっかけは以下の記事である。

職場でプライベート話NGなのに同僚は“友達”!?
謎のゆとり女子「友達ヒエラルキー」を徹底検証

http://diamond.jp/articles/-/17354

 このとき、取材対象者との間で「友達とは何か?」という話題で持ちきりとなり、友達の概念が世代や性別によって微妙に変質していることがわかった。連載の構成上、深掘りしなかったが、友達とは何か、友達の定義は現在どう変わったのかを今回は具体的に考えていきたい。

進む友達付き合いの“社会化”
友達は「社会のはけ口」ではなくなった

 さて、冒頭に紹介した連載のなかで、僕は友達について「なんでも話せる気を遣わない人」という意味合いで話しているのに対し、取材対象者の23歳(当時)女性は、「Facebookで承認できる人」のような意味と捉えて話をしていた。

 これはかなり極端な例かもしれないが、インターネットやSNS、スマホの普及によって友達とのつきあい方が変わっているのは事実だと思う。学生の頃からインターネットを介したコミュニケーション手段(SNSやコミュニティ)に親しんだ世代だと思われる若者に友達との距離感について話を聞いてみると、僕が考えるのとは異なる「友達像」が浮かび上がった(学生の場合は社会人と違う付き合いを行っていると思われるので、社会人に限定した)。

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梅田カズヒコ [編集・ライター/プレスラボ代表取締役]

ロスジェネ世代(1981年生)の編集・ライター。フリーライター、編集プロダクション勤務を経て2008年より株式会社プレスラボを起ち上げる。著書に『エレベスト』(戎光祥出版)。web上のニュースサイト「下北沢経済新聞」編集長。「GetNavi」(学研)誌上で『コンビニ研究室』連載中。他に「日経トレンディネット」「COBS ONLINE」「R25」「サイゾー」など主にネット媒体で執筆中。起業したのは旺盛な独立心と言うよりも、むしろサラリーマンの職場における煩わしい人間関係から逃げるため。
ツイッター:@umeda_kazuhiko


認められたい私、認めてくれない社会~「承認不安時代」の生き方~

「強迫観念にとらわれたかのようにメールの返信を急ぐ人」、「ランチを一緒に食べる友達がいないと思われるのがイヤで、トイレでご飯を食べる人」……。オジサンには一見不可解な現代の若者に特徴的なこれらの行動。こうした行動を駆り立てる原因を探っていくと、彼らの「認められたい」という思いに行きつく。この連載では、「承認」をキーワードに、特に若者の間で広がる現代社会の生きづらさの正体を考える。

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