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決算書でわかる! いい会社、やばい会社は「ここ」で見抜く!
【第1回】 2014年2月17日
著者・コラム紹介バックナンバー
大畑伊知郎

「ROEを高める経営こそが、よい経営」はウソ!
会社を丸裸にする「プロ会計士の7つの視点」とは?

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財務分析の世界では、「ROEの高い会社は、よい会社」とよく言われます。しかし本当にそうなのでしょうか?銀行と監査法人にて、上場企業から中小・零細企業まで、のべ数百社の財務分析を行ってきた著者が、多角的な視点から、会社の本質を丸裸にする独自の手法を明らかにします。

あの好業績企業も大赤字に!
新聞報道で「いい会社」はわからない!

 新聞の経済面を見ると、上場企業の業績について「今期増収増益!」とか、「過去最高益を更新!」といった見出しが躍っています。

 このような記事を読むと、その会社のことを「いい会社だな」と思ってしまいがちです。しかし、今期の業績は好調かも知れませんが、いつまでも増収増益が続けられるとは限りません。

 例えば、ソーシャルゲーム業界で圧倒的な好業績を叩き出し続けていたグリーも、2013年8月に発表された「2013年4~6月期の業績」では、3億1100万円の大赤字を出しました。

 「いい会社とは何か」と問われると、なかなかひと言では答えづらいものですが、少なくとも、「つぶれない会社」は、いい会社の最低条件を満たしていると言えます。しかし、新聞報道で取り上げられるような短期間の業績変動では、いい会社かどうかは判断できません。

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    大畑伊知郎(おおはた・いちろう)
    公認会計士・税理士

    1969(昭和44)年生まれ。公認会計士、税理士。
    大学卒業後、株式会社富士銀行(現みずほ銀行)に入行。法人審査業務(中小企業への貸付業務)、金融商品の決済業務等を担当。のべ数百社を超える 決算書を見続け、決算書の「表と裏」を知り尽くす。
    その後、「会計に関する知識をもっと高めたい」という思いから、公認会計士を目指す。2007年、公認会計士試験に合格し、あずさ監査法人大阪事 務所に勤務。その後、活動の舞台をより広げるべく、2012年に独立。
    銀行では「貸付審査の観点から会社を見る目」を養い、監査法人では「不適切な会計処理を見抜く」という観点から経験を重ねる。こうした2種類の異 なる経験から、本書のメインコンテンツ、「会社を見抜く7つの視点」が生まれた。
    公認会計士としてのモットーは、「ROEのような単一の指標では、会社の本質はつかめない。もっと多角的な視点からの分析が必要」。

     


    決算書でわかる! いい会社、やばい会社は「ここ」で見抜く!

    本連載は、プロ会計士が実際にやっている「決算書の読み方」をご紹介するものです。銀行、そして監査法人にて数百社を超える決算書を見続け、海千 山千の経営者と交渉を行い、決算書の「表と裏」を知り尽くす男が教える、とっておきのテクニックとは? 倒産企業を含め、「実際の決算書」を使って、わかりやすく解説! 決算書がどんどん読めて、楽しくなること間違いなし!

    「決算書でわかる! いい会社、やばい会社は「ここ」で見抜く!」

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