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就職できない若者の「トンデモ言動」

「休」と「体」さえ区別できないのに自覚症状なし!?
“漢字オンチ”な既卒就活生のトンデモ履歴書

櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]
【第3回】 2014年2月19日
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 こんにちは、キャリアコンサルタントの櫻井です。

 2月も半ばとなりました。大学3年生の方々ですと、エントリーシートを書く準備を始めている頃ではないでしょうか。さて、そこで今回は文章と漢字についてのトンデモエピソードから第一印象の大切さまでをお話ししたいと思います。

 突然ですが、1つお聞きします。

 最近、手書きで漢字を書いていますか?

 学生の方でも、最近はノートパソコンの普及により実際に手書きで文章を書く機会が減ってきているのではないでしょうか。年賀状はメールとなり、友達に手紙を書くことも少なくなってきている現代。手書きで書く字は自分の名前だけ、なんて事になっていませんか?

漢字が書けないだけで印象は変わる

◆ケース1)勤務シフト表に「休」ではなく「体」と書き続けていた既卒Aさん

 このお話をすると、いつも周りの方から驚かれます。「そんな人いる訳ないでしょ!」と。しかし、残念ながら事実です。しかも私はこの3年間に2人お会いしました(笑)。

 1人はそのままの通り、シフト表に実際に間違った漢字を記載していました。シフト勤務のAさんはランダムで休みが組まれます。休みは自己申請もでき、その場合は手書きでFAXを送っていだたくのですが、なんと休み希望を示す「休」という字が「体」になっていたのです。

 週1ペースの「体」って何!?

 また、もう1人は履歴書の志望動機欄から発覚しました。

 「会社全体で売上にコミットする姿勢に共感し…」といった内容だったのですが、よく見ると…、「会社全休で売上にコミットする姿勢に…」と記載されています。全休なのに売上にコミット、なるほど素晴らしい企業だと思いますが、残念ながら漢字間違いです。

 ほかにも、よく遭遇する間違いが「致します」が「到します」となっていたという事例で、それに限らず細かい漢字間違いが目立ちます。

 面接対策や普段のコミュニケーションで出てくる言い回しと同様に、明らかに間違えている常用漢字は、どうしても気になってしまう所。清少納言は枕草子で「最近の若者の言葉の乱れが気になる」という事を書いていたそうですが、ある程度変化の出しやすい言い回しの矯正と違い、漢字の場合は一朝一夕でどうにかなるものではありません。だからこそ、普段から意識して気をつけたいテーマですね。

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櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]

1980年生まれ。大手通信会社の人事部、総合人材サービス会社の若者専門コンサルタントを経て独立。
2010年から500名を超える若者を支援し、年間のカウンセリング数は1200回を超える。 独立後は若年者、主婦の再就職、雇用支援機構や公共事業の講師・コンサルタントを中心に活動中。ホームページ:http://www.sakuraichirin.tokyo


就職できない若者の「トンデモ言動」

一部の若者が大量の内定をもらう一方で、ある一定数の若者は1社も内定をもらえない――。そんな現実が今の就職市場にあります。そんな就職難の実態を景況感のせいにしてしまいがちですが、実は内定をもらえない若者には特徴があります。それは、彼らが「トンデモない言動」をすることです。この連載では、3年間で450人ほどの就職できない若者を支援してきたキャリアコンサルタントの櫻井樹吏さんが、彼らのトンデモ言動の中身と、そんな彼らがどう就職していったのかをお伝えします。

「就職できない若者の「トンデモ言動」」

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