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就職できない若者の「トンデモ言動」

面接では本音で話してね、と言ったら……
衝撃回答!「実は……働きたくないんです」

櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]
【第2回】 2014年2月5日
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 こんにちは!キャリアコンサルタントの櫻井です。

第1回では、「面接は自分そのままのキャラでいきましょう」という内容の記事を書かせていただきました。自分とはかけ離れたキャラを演じて上手くいったとしても、結局のところその会社で働くのは自分自身です。違うキャラを演じる事で、長い社会人期間を乗り切る事は難しい、という内容でした。いわば面接における「基本スタンス」のお勧めです。

 しかし、この基本スタンスは面接のやり方の一つであり、それだけで内定がもらえるという物ではありません。前回の内容と前後してしまい恐縮ですが、実はもっと根本的に大切な事があります。

 それは、働く準備ができているか?ということです。

 今日はこの部分について書いていきたいと思います。

働く準備、できていますか?

◆ケース1)本音で面接に臨んだ事で、逆に内定がもらえなかったAさん

 早速ですがエピソードを1つご紹介します。ある男性の就職支援をしていた時の話です。

 つい、面接になるとインテリで小難しいキャラを演じてしまうAさんに対して、私は「自分に近いキャラ」で面接に当たったらいいというアドバイスをさせていただきました。また、表情が特に顔に出やすい方だったので、無理に自分を偽ることなく素直に本音で面接に臨むようにもお伝えしました。

 Aさんは意気揚々とその後の採用面接に向かったのですが、あえなく不採用でした。

 後日、その採用面接をしていただいた企業様とお話をする機会があり、その面接について聞いてみると、なんと担当者からトンデモないお話をお聞きしました。

 「前回の面接に来た方の不採用理由?あぁ…。本音で話してくれたのは良かったのだけど、『正直働きたくないです』って言っていたよ。さすがに就労意欲のない人は面接以前の話だからねぇ」

 「働きたくない事」に対して素直!?

 これは私もショックだった事を覚えています。

 あくまで働く意思があり、そこに向かっている上での「自分のキャラ・言葉」だからこそ相手に伝わるのです。そもそも論として働く意思がない状態で「本音」で面接の受け答えをすれば、企業にとっては「本気で就職する気がない人」と捉えられてしまうかもしれません。

 では、働く準備とはなんでしょうか。

 ここでいう働く準備とは、いわゆる「働く理由」や「生きがい」などといった命題的な話ではありません。では働く準備について、考えていきましょう。

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櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]

1980年生まれ。大手通信会社の人事部、総合人材サービス会社の若者専門コンサルタントを経て独立。
2010年から500名を超える若者を支援し、年間のカウンセリング数は1200回を超える。 独立後は若年者、主婦の再就職、雇用支援機構や公共事業の講師・コンサルタントを中心に活動中。ホームページ:http://www.sakuraichirin.tokyo


就職できない若者の「トンデモ言動」

一部の若者が大量の内定をもらう一方で、ある一定数の若者は1社も内定をもらえない――。そんな現実が今の就職市場にあります。そんな就職難の実態を景況感のせいにしてしまいがちですが、実は内定をもらえない若者には特徴があります。それは、彼らが「トンデモない言動」をすることです。この連載では、3年間で450人ほどの就職できない若者を支援してきたキャリアコンサルタントの櫻井樹吏さんが、彼らのトンデモ言動の中身と、そんな彼らがどう就職していったのかをお伝えします。

「就職できない若者の「トンデモ言動」」

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