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決算書でわかる! いい会社、やばい会社は「ここ」で見抜く!
【第6回】 2014年2月28日
著者・コラム紹介バックナンバー
大畑伊知郎

“マクドナルドの決算書、「ここ」がヤバかった!”
原田体制の終焉を、財務分析から読み解く

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先日、日本マクドナルドホールディングスの原田泳幸会長兼CEOが、代表権のない会長に退きました。2004年の就任から好業績を叩き出し続けた原田氏の退任は、大きなニュースになりました。本日は決算書を通して、日本マクドナルドホールディングスの抱える問題点を分析していきます。

日本マクドナルドの問題を、
決算書から読み解く!

 先日、日本マクドナルドホールディングスの原田泳幸会長兼CEOが、代表権のない会長に退きました。最近の同社における「業績不振」の責任を取ったものと受け止められています。

 確かに同社の売上は、当期第三四半期(平成25年9月期)で前年同期(平成24年9月期)対比約10%の減少となっているほか、利益率も軒並み悪化しています。

 売上低迷の原因について、同社の四半期報告書では「IEOマーケットの縮小」、つまり外食市場の縮小が原因であるとしています。また、同社の商品が消費者に飽きられ、他の外食やコンビニエンスストアに顧客が流出しているためとも言われていますが、本当にそれでよいのでしょうか。

 しかし、同業のモスフードサービスの今期の売上高は、第一四半期から第三四半期(平成25年4月~12月期)まで一貫して前年同期対比増加傾向(第一四半期:+6.3%、第二四半期:+6.3%、第三四半期:+4.4%)にあり、単純に外食市場の縮小が売上低迷の要因と片付けることはできません。

 日本マクドナルドの売上低迷の謎を解くヒントは「販売費及び一般管理費(販管費)」にあります。詳しく見ていきましょう。

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大畑伊知郎(おおはた・いちろう)
公認会計士・税理士

1969(昭和44)年生まれ。公認会計士、税理士。
大学卒業後、株式会社富士銀行(現みずほ銀行)に入行。法人審査業務(中小企業への貸付業務)、金融商品の決済業務等を担当。のべ数百社を超える 決算書を見続け、決算書の「表と裏」を知り尽くす。
その後、「会計に関する知識をもっと高めたい」という思いから、公認会計士を目指す。2007年、公認会計士試験に合格し、あずさ監査法人大阪事 務所に勤務。その後、活動の舞台をより広げるべく、2012年に独立。
銀行では「貸付審査の観点から会社を見る目」を養い、監査法人では「不適切な会計処理を見抜く」という観点から経験を重ねる。こうした2種類の異 なる経験から、本書のメインコンテンツ、「会社を見抜く7つの視点」が生まれた。
公認会計士としてのモットーは、「ROEのような単一の指標では、会社の本質はつかめない。もっと多角的な視点からの分析が必要」。

 


決算書でわかる! いい会社、やばい会社は「ここ」で見抜く!

本連載は、プロ会計士が実際にやっている「決算書の読み方」をご紹介するものです。銀行、そして監査法人にて数百社を超える決算書を見続け、海千 山千の経営者と交渉を行い、決算書の「表と裏」を知り尽くす男が教える、とっておきのテクニックとは? 倒産企業を含め、「実際の決算書」を使って、わかりやすく解説! 決算書がどんどん読めて、楽しくなること間違いなし!

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