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決算書でわかる! いい会社、やばい会社は「ここ」で見抜く!
【第4回】 2014年2月21日
著者・コラム紹介バックナンバー
大畑伊知郎

“企業のリストラは、決算書の「ここ」に出る!”
損益計算書の絶対見るべき「2つのポイント」

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本日のテーマは「リストラ」です。連日、リストラに関するさまざまな情報が流れています。秘密裏に行われているイメージが強いと思いますが、実は決算書のある場所を見れば、その企業が、過去、どんな規模のリストラを行ってきたがわかるのです。詳しく見ていきましょう。

損益計算書の分析で、
黒字・赤字の原因がわかる!

 粉飾や業績悪化の兆候を探るという観点からは、貸借対照表の勘定科目を分析するのが有効です。これに対して、損益計算書の分析は、黒字や赤字の原因がどこにあるのかを探ることが中心となります。このような観点から、特に注目すべき2つの項目についてご説明します。

(1)販売費及び一般管理費―注意すべきは人件費
 なぜ販売費及び一般管理費(以下、「販管費」と呼ぶ)に着目するのかと言うと、販管費の多寡が営業利益以下の経営成績の良否に大きな影響を与えるからです。

 実際、粗利率は高いのに、販管費のおかげで売上高営業利益率が低くなっている会社は非常に多く見られます。そのような場合に、販管費の内訳を調査し、増減分析を行うことで、具体的にどの費目が問題なのかが明らかとなります。

 多くの会社では、販管費の具体的な費目は損益計算書に記載されておらず、販管費の総額が記載されているのみです。そのような場合、販管費の費目別の明細は、「注記事項」に記載されています。「注記事項」のご説明をします。

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大畑伊知郎(おおはた・いちろう)
公認会計士・税理士

1969(昭和44)年生まれ。公認会計士、税理士。
大学卒業後、株式会社富士銀行(現みずほ銀行)に入行。法人審査業務(中小企業への貸付業務)、金融商品の決済業務等を担当。のべ数百社を超える 決算書を見続け、決算書の「表と裏」を知り尽くす。
その後、「会計に関する知識をもっと高めたい」という思いから、公認会計士を目指す。2007年、公認会計士試験に合格し、あずさ監査法人大阪事 務所に勤務。その後、活動の舞台をより広げるべく、2012年に独立。
銀行では「貸付審査の観点から会社を見る目」を養い、監査法人では「不適切な会計処理を見抜く」という観点から経験を重ねる。こうした2種類の異 なる経験から、本書のメインコンテンツ、「会社を見抜く7つの視点」が生まれた。
公認会計士としてのモットーは、「ROEのような単一の指標では、会社の本質はつかめない。もっと多角的な視点からの分析が必要」。

 


決算書でわかる! いい会社、やばい会社は「ここ」で見抜く!

本連載は、プロ会計士が実際にやっている「決算書の読み方」をご紹介するものです。銀行、そして監査法人にて数百社を超える決算書を見続け、海千 山千の経営者と交渉を行い、決算書の「表と裏」を知り尽くす男が教える、とっておきのテクニックとは? 倒産企業を含め、「実際の決算書」を使って、わかりやすく解説! 決算書がどんどん読めて、楽しくなること間違いなし!

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