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「ウィンドウズXP」サポート切れの4月9日、
700万台以上のPCがサイバー攻撃の標的に

ダイヤモンド・オンライン編集部
2014年3月12日
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「二度目の延長」はなかった

 「まだまだXP搭載のPCが残っているので、『再延長』するのでは、という淡い期待が業界の一部にはあったのですが、甘かった」

 IT企業関係者が思わず本音を口にするほど、PC用OS「ウィンドウズXP(以下XP)」のサポート終了が大きな問題となっている。

 日本時間の4月9日(日本時間)、開発元であるマイクロソフトによるXPのサポートが打ち切られる。「再延長」と言ったのは、マイクロソフトでは2007年に一度XPのサポート延長を行っていたからだ。今回の2014年4月9日が二度目の期限となり、再度の延長はない。

 サポート終了後、仮にXPにセキュリティ上の脆弱性(攻撃者による侵入の危険性などプログラムの問題点)が見つかったとしても、マイクロソフトからの修正プログラム(セキュリティパッチ)は提供されず、放置される。

3月9日から、XP搭載パソコンには、ログイン時にこのようなお知らせが表示されている

 マイクロソフトでは期限まで1ヵ月を切った今も、OSのアップデートを呼び掛けており、PCメーカー各社や情報システム企業も、最新の「ウィンドウズ8.1」搭載PCへの置き換えや、OSの更新を利用者に案内してきた。

 そうしたキャンペーンの結果、更新はかなり進んできているが、すべてとはいかない。セキュリティ上の危険が大きく増す状況にもかかわらず、4月以降もXPが一部で使われ続ける事態は避けられない見通しだ。

XPは異例の大型商品

 通常のソフトウェアのアップデートであれば、リリースから一定の時間が経った古いバージョンのサポート終了が問題になることはない。なぜ、XPはこれほど移行に手間取ってしまったのか。

 1つには、現在も現役のXP搭載PCの台数が非常に多いことだ。XPがリリースされたのは2001年で、すでに13年以上が経っている。にもかかわらず、いまだに個人、または企業内の一部業務で使用されているという。

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