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ブランドに関係なく「色」で洋服を選べる
ECサイト&ショップがオープン

岡 徳之
2014年3月27日
著者・コラム紹介バックナンバー
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色彩特化型Eコマースサイト&アパレルセレクトショップ「IROYA」

 「ベンチャー企業」と聞くとインターネット業界を想起する人が多いかもしれないが、ファッション業界に新風を吹かせようとする企業が誕生した。株式会社ブラックである。同社は3月、「色」を切り口に服を提案するEコマースサイト&アパレルセレクトショップ「IROYA(いろや)」をオープンした。

 IROYAは基本的に毎月決められた1色限りの服しか紹介・販売しない。初月である3月のマンスリーカラーは「白」。顧客にとっては自身のファッションに取り入れやすい色であり、また一口に白といっても幅広い色彩の差を楽しめる色でもある。「初心のまっさらな気持ちで挑む、そんな私たちの想いも込めた」と代表の大野氏は話す。

「色」で服を選ぶ需要はどこに?

 色で服を選ぶ需要はあるのか。大野氏は「落ち着いた雰囲気を纏いたいときに黒や紺色の洋服を、元気を出したいときに赤などの暖色系の洋服を選んでしまうなど、無意識に選ぶ服の色がそのときの気分を反映していることがある」と話す。春に明るいピンクを、夏に涼しい青を選びたくなるように、日本人の四季感も関係があるのかもしれない。

 また、自宅のクローゼットを開くたびに思うのは、知らないうちに似たような色の服を選んでしまっているということ。ならばいっそのこと、初めから割り切って好きな色で選んだ方が合理的ということもあるだろう。最近は服の色でドレスコードも設けるイベントなども増えているらしいから、そういうシーンでも重宝しそうだ。

 色で洋服を選ぶことの効用は、それ以外にもある。ECサイトと店舗を訪れて感じたのは、「ブランド」にとらわれなくなるということだ。これまでのサイトや店舗はブランドを軸にアイテムを探す場作りが多かったように思う。IROYAでは商品画像やタグなどであえてブランド名が強調していないことから、能動的に検索していたときには見つけられなかったアイテムとの出会いもあり得るだろう。

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「マイナビニュース」「J-CAST」など、主にウェブ媒体での執筆活動を行ない、IT業界全体を俯瞰するマ クロな視点とウェブ技術に特化したミクロな視点で、業界を定点観測している。デジタルネイティブ世代とロスジェネ世代の中間層(1986年1月生まれ)。PRエージェンシー勤務を経 て、2011年より企業広報・ソフトウェア開発を専門とした株式会社tadashikuを立ち上げる。国内大手BtoCブランドのPR業 務に従事し、国際的な広告賞を受賞したデジタルクリ エイティブキャンペーンにも携わった。


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