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オヤジの幸福論

NISAで実際に投資をしてみよう!~その4

後藤順一郎 [アライアンス・バーンスタイン株式会社 AB未来総研 所長]
【第27回】 2014年3月25日
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前回はNISAに適した運用商品について触れました。NISAの三つの留意点を踏まえると、相応のリターンを狙いながらも「元本割れ確率を低減させる」ことと「資産配分調整機能がある」ことが重要で、ミドルリスク・ミドルリターンの特性で、かつ資産配分の調整もしてくれるバランス型ファンド(投資信託)が適しているとの結論を述べました。もちろん投資期間やリスク許容度によって最適なソリューションは変わってきますが、一般論としてはNISAに適した運用として上記ファンドが当てはまると思います。次のステップはどの金融機関を選ぶかということです。一口にNISAと言っても実は金融機関によって提供する商品やサービスが大きく異なります。今回はその違いに焦点を当て、最適な金融機関を見つけるポイントについて触れていきましょう。

銀行、証券会社、ネット証券会社の違い

 まずNISAを提供する金融機関における最大の違いは、銀行か証券会社かで提供される商品の種類が大きく異なることです。銀行は投資信託しか提供できないのに対して、証券会社は株式やETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)なども提供できます。これだけ聞くと商品が豊富な証券会社と取引をしたほうが良いと思う方もいるかもしれません。確かに投資経験が豊富で個別株式などの取引に関心がある人には証券会社が最適です。

 一方、銀行には銀行の強みがあります。給与振込口座からの自動振替により生活口座との一体管理が可能ですし、銀行によってはNISA口座開設者向けの金利優遇サービスが受けられます。このような付随サービスは銀行のほうが充実しており、今まで証券会社と接点がない人、投資信託での運用を考えている人にとっては銀行が適していると言えるのではないでしょうか。

 これらの判断軸に加え、対面販売かネット販売かという軸もあります。特に証券会社を活用する際にはこの違いは重要になります。情報収集から投資まですべてを自分で行う人であれば、当然コストは安いほど良く、ネット証券の活用が望ましいと言えます。しかしながら、当然ネット証券ではアドバイスをもらうことはできません。

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後藤順一郎 [アライアンス・バーンスタイン株式会社 AB未来総研 所長]

慶應義塾大学理工学部 非常勤講師。1997年慶應義塾大学理工学部管理工学科卒業。97年株式会社富士銀行(現 株式会社みずほ銀行)にて、法人向け融資業務に従事。2000年みずほ総合研究所に勤務し、主として企業年金向けの資産運用/年金制度設計コンサルティングに従事。06年一橋大学大学院国際企業戦略研究科にてMBA取得。同年4月アライアンス・バーンスタイン株式会社に入社。共著書に「企業年金の資産運用ハンドブック」(日本法令 2000年)、「年金基金の資産運用-最新の手法と課題のガイドブック-」(東洋経済新報社 2004年)などがある。

 


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年金支給が70歳支給になるかもしれない。公的年金ばかりか企業年金も怪しくなっている。銀行の金利も微々たるもの。平均寿命が延びるほどに老後が不安になってくる。自分で自分を守るためにどうしたらいいのか。オヤジの幸福のために自分年金について教えます。

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