
優秀なビジネスパーソンは、限られた時間で読書をして自己成長につなげるためにどんな工夫をしているのだろうか。トップ5%のビジネスパーソンをAI分析してわかった、効果的な読書術の極意を解説する。※本稿は、越川慎司『AI分析でわかったトップ5%社員の読書術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。
読書を始めるベストな
タイミングは「買ってすぐ」
読書は私たちの知識を豊かにし、モチベーションを高める最高の手段の1つです。
特に、興味をそそられる内容に触れたとき、脳はドーパミンという物質を分泌します。これが、モチベーションの向上、記憶力の強化、さらには満足感や幸福感をもたらすのです。
この幸福感を再び味わいたいという欲求が、私たちを継続的な学びや探求へと駆り立てるのですが、このドーパミンの分泌を最大限に引き出すには、読書のタイミングが非常に重要なのです。
書店で本を手に取ったときや、オンラインで注文した書籍が届いたとき、ワクワクしたことはないでしょうか?この高揚感こそが、ドーパミンの分泌を最大化し、読書体験をより深く、記憶に残りやすくする鍵なのです。
でも、仕事に追われて読書を後回しにしてしまうと、この貴重なチャンスを逃してしまいます。気づけば読書意欲も薄れ、積読の一部になってしまうかも。
だからこそ、「購入したらすぐに読む」という習慣が大切なのです。
興味を引かれた本を手にした後は、そのワクワク感が最高潮に達しています。この瞬間こそが、読書を始めるベストタイミングなのです。