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サムスンは既に10年前に進出! 発明大国イスラエルの頭脳を生かせ
【第6回】 2014年4月15日
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加藤スティーブ

世界のテクノロジー業界の中心にいるVCが
イスラエルに投資する
セコイア・キャピタル・イスラエルの投資実績

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先日フォーブス(Forbes)社から発表された2014年世界のベンチャー投資家トップ10のうち、2名が所属するセコイア・キャピタルは米国シリコンバレーの有名ベンチャーキャピタル(VC)だ。このVCが注目し投資するイスラエル企業について紹介する。

イスラエルと「セコイア・キャピタル」

 イスラエルには、世界各国のベンチャーキャピタル(VC)が集まり、米国、欧州、アジア各国から投資が行われている。本稿では、フォーブス社が選ぶ2014年の世界のベンチャー投資家TOP10(参照:The World's Top 10 Venture Investors For 2014)にジム・ゴッツ(Jim Goetz)氏、ダグラス・レオン(Douglas Leone)氏の2人が選出されたセコイア・キャピタルに焦点を当て、イスラエルとの関係をご紹介する。

 「セコイア・キャピタル」は、米国シリコンバレーに拠点を置くベンチャーキャピタルファーム。主な投資先として、アップル(Apple)、オラクル(Oracle)、シスコシステムズ(Cisco Systems)、ヤフー(Yahoo!:米国)、ペイパル(PayPal)、グーグル(Google)、ユーチューブ(Youtube)、など、テクノロジー業界にいる方であれば、誰もが聞いたことがある会社ばかりが並ぶ(参照:CrunchBaseセコイア・キャピタル投資先一覧)。

 セコイア・キャピタルは、2014年2月19日フェイスブックに約160億ドルで買収されたメッセンジャーサービスのワッツアップ(WhatsApp)社へ投資していた、唯一のVCでもある。2014年世界のベンチャー投資家TOP 10に選ばれたジム・ゴッツ(Jim Goetz)氏は、出資と同時にワッツアップ社の取締役に就任していた。

 ゴッツ氏は、イスラエルのスタートアップをこれまで3社買収し、セコイア・キャピタルの投資先でもあるジャイブ・ソフトウェア(Jive Software NASDAQ:JIVE)社の取締役も務める。同社は、ドキュメント管理ツールのOffisync社を買収し(2011年5月)R&D拠点としたのを皮切りに、タスク管理ソリューションのProducteev社(2012年1月)、ソフトウェア管理ツールのStreamOnce社(2013年1月)を相次いで買収、イスラエルのスタートアップ企業の技術をうまく取り込んでいる。

 また、2014年3月24日、ゴッツ氏が取締役を務め、セコイア・キャピタルの投資先でもあるファイヤーウォール関連のパロアルト・ネットワークス(PaloAlto Networks)社は、ゼロデイアタック対応向けのサイバーセキュリティのCyvera社を約2億2000万ドルで買収したばかりである。ゴッツ氏は、イスラエルのテクノロジー業界との関係が深いようだ。

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日本にとって距離的にも心理的にも遠い国、イスラエル。だが、最先端技術を有するスタートアップ企業を輩出する「発明大国」であることは世界で認知されており、インテル、グーグルなど米ハイテク企業の多くがイスラエルに研究開発拠点を置く。韓国のサムスンも既に10年前に進出している。日本企業にも最近ようやく動きが出始めたイスラエル技術を取り込む方策を、イスラテック・加藤スティーブ氏が提言する。

「サムスンは既に10年前に進出! 発明大国イスラエルの頭脳を生かせ」

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