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サムスンは既に10年前に進出! 発明大国イスラエルの頭脳を生かせ
【第21回】 2017年1月24日
著者・コラム紹介バックナンバー
加藤清司 [株式会社イスラテック 代表取締役]

2年連続イグジット総額1兆円越え!
イスラエルのスタートアップ
新陳代謝の激しさは2016年も変わらず

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2013年にスタートした本連載も4年目に入る。この間、徐々にビジネス界のイスラエルへの注目も高まり、執筆者の加藤スティーブこと加藤清司さんも著書『スタートアップ大国イスラエルの秘密』を出版する運びとなった。2017年の年頭にあたり、2016年のイスラエルのスタートアップ事情を振り返り、日本との新たな関係を展望する。

イスラエルのハイテクの中心、テル・アビブ

2016年のイスラエル
スタートアップ事情を振り返る

 まずは、2016年のイスラエルのスタートアップ事情を振り返ってみたい。

 スタートアップへの投資額は例年になく盛んで、5000億円程度まで到達した(現地報道による)。設立企業数もゆうに800社を超えてくるだろう。次から次へとスタートアップが生まれてくるスタートアップ・ネイションは、今年も変わりない。また、イスラエルの場合、新陳代謝が激しいのも特徴で、2015年のイグジット総額は1兆円を超えたが(第17回連載)、2016年も1兆円を超えた。

 少しその内訳を見てみよう。いわゆるイグジットの公開案件の総額は90億ドル(約1兆円)を超え、買収された企業数は100を超える。イスラエルの場合、その特徴は、大型案件で8割以上を構成していることだ。ジャイアント・インタラクティブ・グループ(Giant Interactive Group)(中国)に買収されたゲーム関連のプレイティカ(Playtika) 社の44億ドルを筆頭に、メラノックス(Mellanox)(イスラエル企業)に買収された、半導体関連のEZChip社が8.1億ドルと、この2案件だけで半分以上を占める。

 そのほか、Uberに買収された自動運転関連のオットー(Otto) 社6.8億ドル、ソニーに買収された半導体関連アルテア・セミコンダクター(Altair Semiconductor)社が2.1億ドル、インテルに買収された映像関連のリプレイ(Replay) 社1.7億ドルなどがある。

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    加藤清司

    [株式会社イスラテック 代表取締役]

     

     

    2004年、イスラエルの尖った技術に着目し、2006年、イスラエル初訪問、2か月ほど滞在。2009年、ISRATECH を設立。毎月 40 ~ 60 社スタートアップが生まれるとされるイスラエル企業を日本へ発信。2012年、イスラエル拠点設立。一貫して一次情報を得ることを重視し、イスラエルのスタートアップについて独自のデータベースを構築している。現在は、日本を代表するテクノロジー企業を対象に、イスラエルのスタートアップとのアライアンスを支援。 ISRATECH : http://www.isratech.jp/

     


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    日本にとって距離的にも心理的にも遠い国、イスラエル。だが、最先端技術を有するスタートアップ企業を輩出する「発明大国」であることは世界で認知されており、インテル、グーグルなど米ハイテク企業の多くがイスラエルに研究開発拠点を置く。韓国のサムスンも既に10年前に進出している。日本企業にも最近ようやく動きが出始めたイスラエル技術を取り込む方策を、イスラテック・加藤スティーブ氏が提言する。

    「サムスンは既に10年前に進出! 発明大国イスラエルの頭脳を生かせ」

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