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働く男女の「取扱説明書」

部下の扱いにご注意!「ほめないと不機嫌になる女」「負けるとヘコみっぱなしの男」

――デキる上司は、ほめ上手?

西川敦子 [フリーライター]
【第17回】 2008年11月14日
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 「ひょっとして、オレって会社の女性に嫌われてる…?」

 最近、中田堅司課長の心にそんな疑惑が芽生えている。オヤジギャクをかましても、にこりともしないA子さん。談話コーナーに行くと、そそくさと立ち去るB子さんにC子さん。お土産の温泉まんじゅうを自分にだけ配ってくれないD子さん――。「ミスター・フェミニスト」との呼び声高い、同期の笛見仁課長に相談したところ、こんな答えが返ってきた。

 「もしかしておまえ、女性に対してきちんとフォローをしていないんじゃないか? 業績をあげてもほめない、とか、雑用を頼みっぱなしでお礼を言わない、とか。まあ、お礼さえ言えば雑用させていいってもんじゃないけど」

 「上司が部下に仕事を頼むのは当たり前だろ。子どもじゃあるまいし、いちいちお礼を言ったりほめたりするなんて変だよ。第一、男はそんなことしなくても誰も気を悪くしないぞ」

 「男と一緒くたにするのが間違いなんだよ。ちゃんと感謝の気持ちを示さないと、女性っていうのはどんどんストレスをためちゃう生き物なんだ。しかも、彼女たちのネットワーク力はすごいからな。上司の悪評なんてあっという間に広まるぞ」

 そういえば家でも、心なしか妻と娘の視線が冷たい気がする。さっぱり理由がわからなかったが、ひょっとすると同じようなことが原因かもしれない……。

「笑顔とほめ言葉があれば
頑張れる!」

 相手から認められないとイライラしたり、不安になったり――そんな女性は少なくない。たとえば、妻や恋人のこんな言動に心当たりはないだろうか。

■TVを観ながらの夕食。黙って口を動かしていたら、「『ありがとう』の一言くらいないの?!」と突然キレた。

■ヘアスタイルが変わったことに気付かずにいたら、機嫌が悪くなった。

■ぼんやり仕事のことを考えていたら、急に「何を考えているの。もう私のこと好きじゃないの?」などと言いだした。

■誕生日や結婚記念日にプレゼントを用意しなかったことを、いつまでもねちこく責める。

 このように、女性は言葉や態度、あるいはモノによって、パートナーの愛情を確かめようとする。同じような傾向は職場でも見られる。働く女性たちが求めるのは、「ほめ言葉」という名の愛情だ。

 ただし、こうした気持ちは、表面からはなかなかわかりづらい。職場は公の場だし、上下関係もある。ストレートに「ちゃんとほめてくださいよ」などと口にする人はいないだろう。しかし、女性のモチベーションを支えているのは、多くの場合、ねぎらいや感謝の言葉なのである。

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西川敦子 [フリーライター]

1967年生まれ。上智大学外国語学部卒業。編集プロダクション勤務を経て、独立。週刊ダイヤモンド、人事関連雑誌、女性誌などで、メンタルヘルスや介護、医療、格差問題、独立・起業などをテーマに取材、執筆を続ける。西川氏の連載「『うつ』のち、晴れ」「働く男女の『取扱説明書』」「『婚迷時代』の男たち」は、ダイヤモンド・オンラインで人気連載に。


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出産後も辞めないアラフォー女、3年で辞める腰掛け男 etc・・・、時代が変われば、働くルールも様変わり。働く男女にまつわる悲喜こもごものケースを多数紹介。男女が共存共栄していくための新たな職場のルールを提案します。

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