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ひとり社長の経理の基本
【第4回】 2014年5月2日
著者・コラム紹介バックナンバー
井ノ上陽一

“税務署は、御社の「ここ」を見ている!”
9割の社長が知らない「売上」と「経費」のホント

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「税務署は、会社のどこに目を光らせているのか」。社長にとって、とても興味のあるテーマだと思います。その重要ポイントは、「売上」と「経費」。具体的には、「売上と経費の証拠がちゃんと集められているか、違法性がないか」を見てくるのです。詳しく見ていきましょう。

「集める」がいい加減だと、
税務署に目をつけられる!

過去の記事で「3ステップ経理術」をご紹介しました。対税務署対策としては、その最初のステップ、「集める」が重要なのです。

 料理を作るには、まずスーパーで材料を買わなければいけません。この買い物が「集める」に該当します。経理の材料となるのは、レシートや領収書、請求書などです。

 経理で無視できないのは、税金・会計の法律です。これらの法律にそった処理をしなければいけません。その決め手になるのは証拠と理由(ストーリー)です。

 例えば、「本を書くための資料として、専門書を買った」とします。この場合、「本を買ったときのレシート」が証拠。「本を書くための資料として買った」が理由になります。

 証拠と理由をしっかり集めておかなければ、「何に、どれだけのお金を使ったか」「何をやって、どれだけ儲けたか」がわからなくなります。すると、正しい経理ができず、さらに決算・申告の際に税務署から「この会社は怪しい」と目をつけられてしまうのです。ゆえに、最初のステップである「集める」が最も重要になります。

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井ノ上陽一 (いのうえ・よういち)

「経理業務の効率化」「会計とITの融合」を得意とする税理士。
大学卒業後、総務省統計局に勤務し、数字の分析手法とITスキルを学ぶ。しかし、「独立して、数字とITで社会貢献したい」という思いから、税理士受験に挑戦。見事合格し、税理士資格を取得。2007年に独立を果たす。
「経理は難しくない! ひとり社長でもできる! 」をモットーに、ITを駆使した効率の良い経理を経営者に伝えている。目標は、手書き伝票を使う、手間をかけすぎるといった「経理の古い慣習」を変えること。
業務効率化を得意とし、あるクライアントでは、Excelによる業務管理システムの導入とペーパレス化の推進により、年間240時間分の業務を削減した。
現在、世界で100人強しかいない「マイクロソフトMVP for Excel」の資格を所持している。
税理士業務に加えて、セミナー・執筆などを通じて、「数字」「お金」「時間」「IT」に関する悩みを解決し、新しいワークスタイルを提案している。


ひとり社長の経理の基本

本連載は、社長ひとりだけの会社、つまり「ひとり社長」が知っておくべき経理の基本をまとめたものです。「めんどくさい、わからない、不安」と3拍子そろった経理ですが、本連載では、経理実務を極限まで簡略化します。それが、「①集める、②記録する、③チェックする」という3ステップ経理術。余計な知識は全部省いて、「ひとり社長なら、ここだけでいい」とポイントをおさえ、しっかり解説します!

「ひとり社長の経理の基本」

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