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リアル経理学 ファイナンス部門の本来の仕事

自分が社長ならどんな分析が欲しいか——
常に想像し分析するのがファイナンスの仕事
——横田貴之 ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス代表取締役

ダイヤモンド・オンライン編集部
【第12回】 2014年4月14日
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ビジネスの基本はファイナンスだということは、商社マンだった父から言われていました」と語る横田貴之 ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス代表取締役(右)。左は日置圭介・トーマツグループCFOプログラム、パートナー Photo by Kazutoshi Sumitomo

「ダヴ」や「ラックス」などのパーソナルケア製品から、紅茶の「リプトン」まで幅広いブランドを展開するユニリーバ。代表取締役の横田貴之氏は、もともと商社の経理担当者としてキャリアをスタートさせた、根っからのファイナンスパーソンだ。代表取締役という立場になったいま、ファイナンスの役割をどのように考えているのだろうか。これまで本連載ではB to Bビジネスがメインな企業のファイナンスパーソンを取り上げたが、今回はB to Cビジネスがメインの企業だ。ファイナンスパーソンとしてどのような視点の違いがあるのかも伺った。(編集・構成/ダイヤモンド・オンライン編集部 片田江康男)

よこた・たかゆき
1973年5月18日。東京都出身。96年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。 96年4月、住友商事株式会社入社。2001年11月、ダウ・ケミカル日本株式会社入社。03年12月、ダウ・ケミカル日本株式会社カントリーコントローラー。05年4月、GE東芝シリコーン株式会社(現モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社)入社。06年8月、GE東芝シリコーン株式会社ジャパンファイナンスマネジャー。07年9月、ユニリーバ・ジャパン株式会社入社。11年9月、ファイナンス ダイレクター グローバル マーケティング オペレーションズ。12年8月、ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社代表取締役ヴァイスプレジデント ファイナンス ジャパン。13年1月、ヴァイスプレジデント ファイナンス ジャパン/コリア。 Photo by K.S.

どんなビジネスをやるにも
ファイナンスが基本になる

横田 私、大学時代、体育会のボクシング部の主将だったんですよ。

日置 そうなんですか!

横田 ええ、大学時代はボクシング三昧で、まったく勉強をしていませんでした。就職活動で商社の面接を受けて、志望動機を聞かれたときに、「父が商社で経理担当だったので、物心ついたときから自分は商社に入るものだと思っていた」と答えたのを覚えています。

 小さい頃は南アフリカとカナダに住んでいました。その影響なのか、いつの間にか国際的なビジネスに興味を持つようになっていました。当初憧れていたのは、例えば新興国で大規模なプラント建設をやるような仕事。漠然と、格好いいな、と。商社に入社してからも、将来的には営業で活躍したいという思いがありましたね。

 でも、父には「何をするにしても、ファイナンスがわからなくては仕事ができない」と言われていたんです。だから、最初に経理に配属されたときには、それも良い経験かなという感じでした。ビジネスを知るファーストステップですね。

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リアル経理学 ファイナンス部門の本来の仕事

CFOをはじめとしたファイナンス部門の本来の仕事は何か。日本の経理部門の仕事というと、会社の数字を集めて社長にレポートする“裏方さん”というイメージがある。しかし、本来は数字を基にして経営陣や事業部門にリスクや改善点を指摘することなはずだ。これは、グローバル企業ではすでに常識である。グローバル市場へ勝負に出なくてはならない日本企業にとって、経理部門のグローバル化も、待ったなしの課題である。本来のCFOの役割や経理部門はどうあるべきか。日本に拠点を持つグローバル企業のCFOへのインタビューから、そのヒントをさぐる。

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