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出口治明の提言:日本の優先順位

女性が働くと赤ちゃんが増える!

出口治明 [ライフネット生命保険(株)代表取締役会長]
【第117回】 2014年5月13日
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 政府の「選択する未来」委員会には、「成長・発展」「人の活躍」「地域の未来」という3つのワーキンググループが置かれ、それぞれ活発な議論を行っているが(メンバーも、これまでの政府の審議会等に比べれば多彩)、2014年4月15日に開かれた第2回人の活躍ワーキンググループで一橋大学の小塩隆士先生が数字・ファクト・ロジックに基づいたユニークな主張を展開されていたので、ここに紹介してみたい。

女性の就業率が上昇すると、出生率が高まる

 まず、次のグラフを見てほしい。

◆女性の就業率と出生率(2009年)

出所:内閣府HP 人の活動ワーキンググループ 以下同じ

 これは、2009年のOECD諸国の女性の就業率と出生率の相関関係を見たものであるが、これを見る限り、確かにプラスの相関が確認される。次に時系列で就業率と出生率の関係を見ると(OECD20ヵ国平均)、

◆女性の就業率と出生率の関係(時系列)

 「女性が社会進出すると出生率が落ちる」というこれまでの社会常識が覆り、就業率も出生率もともに上昇するという形に変化していることが分かる。日本でも、世界の趨勢からは少し遅れているが、世界と同じ方向へと状況が変化してきている(下図)。

◆日本でも、状況が変化している

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出口治明 [ライフネット生命保険(株)代表取締役会長]

1948年、三重県美杉村生まれ。上野高校、京都大学法学部を卒業。1972年、日本生命保険相互会社入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当。生命保険協会の初代財務企画専門委員会委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て同社を退職。その後、東京大学総長室アドバイザー、早稲田大学大学院講師などを務める。2006年にネットライフ企画株式会社設立、代表取締役就任。2008年に生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社に社名を変更、同社代表取締役社長に就任。2013年6月24日より現職。主な著書に『百年たっても後悔しない仕事のやり方』『生命保険はだれのものか』『直球勝負の会社』(以上、ダイヤモンド社)、『生命保険入門 新版』(岩波書店)、『「思考軸」をつくれ』(英治出版)、『ライフネット生命社長の常識破りの思考法』(日本能率協会マネジメントセンター)がある。

ライフネット生命HP

 


出口治明の提言:日本の優先順位

東日本大地震による被害は未曾有のものであり、日本はいま戦後最大の試練を迎えている。被災した人の生活、原発事故への対応、電力不足への対応……。これら社会全体としてやるべき課題は山積だ。この状況下で、いま何を優先すべきか。ライフネット生命の会長兼CEOであり、卓越した国際的視野と歴史観をもつ出口治明氏が、いま日本が抱える問題の本質とその解決策を語る。

「出口治明の提言:日本の優先順位」

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