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出口治明の提言:日本の優先順位

日本経済の存在感は10分の1近くに!?
2100年までを展望すれば人口問題は避けて通れない

出口治明 [ライフネット生命保険(株)代表取締役会長]
【第114回】 2014年4月8日
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前週の当コラムで、2050年に向けた「日本の3つの未来」について述べたが、「2050年への構想」最終報告書は、実は、その先2100年までのシミュレーションもいくつか行っている。今回はそれを紹介してみたい。

国民負担率は成長シナリオでも下がらず、
GNIシェアはピーク時の10分の1に

 2050年に、わが国が無事に成長シナリオを達成した場合、国民負担率(国民所得に占める税と社会保障負担の割合)は約55%になると推測されている(この時点での消費税率は25%)。停滞(基準)シナリオでは、59%になるが、いずれのケースでもこのレベルまで上がると、わが国は下記の通り、世界でもかなり負担率が高いグループに属することになる。

◆国民負担率(停滞シナリオと成長シナリオ)

出所:公益社団法人日本経済研究センター グローバル長期予測と日本の3つの未来/長期経済予測(2013~2050年)「2050年への構想」最終報告」(2014年2月19日発表)、以下同様

 問題はその先である。次の図を見ると、成長シナリオが続いたとしても、国民負担率は一向に下がらないという結果になる。

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出口治明 [ライフネット生命保険(株)代表取締役会長]

1948年、三重県美杉村生まれ。上野高校、京都大学法学部を卒業。1972年、日本生命保険相互会社入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当。生命保険協会の初代財務企画専門委員会委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て同社を退職。その後、東京大学総長室アドバイザー、早稲田大学大学院講師などを務める。2006年にネットライフ企画株式会社設立、代表取締役就任。2008年に生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社に社名を変更、同社代表取締役社長に就任。2013年6月24日より現職。主な著書に『百年たっても後悔しない仕事のやり方』『生命保険はだれのものか』『直球勝負の会社』(以上、ダイヤモンド社)、『生命保険入門 新版』(岩波書店)、『「思考軸」をつくれ』(英治出版)、『ライフネット生命社長の常識破りの思考法』(日本能率協会マネジメントセンター)がある。

ライフネット生命HP

 


出口治明の提言:日本の優先順位

東日本大地震による被害は未曾有のものであり、日本はいま戦後最大の試練を迎えている。被災した人の生活、原発事故への対応、電力不足への対応……。これら社会全体としてやるべき課題は山積だ。この状況下で、いま何を優先すべきか。ライフネット生命の会長兼CEOであり、卓越した国際的視野と歴史観をもつ出口治明氏が、いま日本が抱える問題の本質とその解決策を語る。

「出口治明の提言:日本の優先順位」

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