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『週刊ダイヤモンド』特別レポート

「中規模チームとして、目の前の結果に一喜一憂しない」
サンフレッチェ広島社長が語るJ1二連覇の秘訣
【Jリーグ強豪3社長インタビュー(3)】

週刊ダイヤモンド編集部
2014年6月24日
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サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会で、日本代表はギリシャ代表との引き分けで崖っぷちに立たされている。日本時間25日のコロンビア戦を、固唾を呑んで見守る人も多いだろう。

ギリシャ戦では、ザッケローニ監督の采配や戦術の変更に批判が集まったが、Jリーグで「ぶれない」スタイルで、2連覇を達成しているのがサンフレッチェ広島だ。日本代表にも青山敏弘選手を輩出しており、活躍が期待されている。Jリーグの強豪3クラブへの社長インタビュー第3弾では、広島の小谷野社長にマネジメントの秘訣を聴いてみた。(聞き手/週刊ダイヤモンド編集部 泉 秀一)

――サンフレッチェ広島は、2012年に20億円を超える累積赤字を大幅な減資によって解消しました。その後、赤字から立ち直り、12年、13年と連覇を達成できた理由は何でしょうか。

 私たちが連覇を達成できた理由は三つあります。まず、目指しているサッカーのスタイルを変えなかったこと。累積赤字はありましたが、財政状態や目の前の結果に一喜一憂しない。

こやの・かおる
1985年野村総合研究所入社。その後、証券会社、経営コンサルタント会社代表を経て、2010年よりエディオン顧問。2012年4月にサンフレッチェ広島取締役に就任し、9月より現職。
Photo by Hidekazu Izumi

 ペドロヴィッチ前監督が築き上げた、アクションを仕掛けて積極的に点を取りにいくサッカーを続けました。これが連覇の最大の要因だと考えています。

 二つ目が、クラブの核となる選手を育成できたことです。

 ブラジルワールドカップの日本代表に選出された青山敏弘選手をはじめ、森崎和幸、森崎浩二の森崎兄弟、高萩洋次郎選手らたくさんのユース出身選手を育成してきました。長期的な視点で育成できたことが、安定したチーム作りに繋がっていると思います。

 そして最後が外国人選手の的確な補強です。チームの構成は、もちろん日本人選手を中心に考えますが、足りないポジションには外国人選手を起用しています。ここで重要なのは、外国人選手ありきではない、ということです。

 一人で局面を打破できる選手は、確かに魅力的ですが、あくまでも日本人選手が中心というのがチームの根幹にあります。

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