――月商150億円ですね。

 大変なことになりますね。日経さんが強くなるという未来が十分にありうる。経済というマネタイズがしやすい分野を押さえていることも大きいですよね。

――ドワンゴとKADOKAWAの新会社で、月額5000円のサービスを始めるといった構想はないのですか。

 そんなの成立するわけがないじゃないですか(笑)。ニコニコ動画だって月額540円ですよ。絶対に無理です。役に立つ情報でなければ、そんな大金は払ってもらえないでしょう。まだ、ダイヤモンドさんの方が可能性は高いはずです。

 その点、読売新聞さんや朝日さんが、日経さんに対抗するなら、経済系メディアを押さえないといけません。今後、ダイヤモンドさんがどっちに買われるのか、そういうことですよ(笑)。

有料モデルを信じている

 そもそも、ニコ動の利用者は、月間利用者(ユニークユーザー)が約830万人います。有料会員であるプレミアム会員が約230万人です。これは、実際の利用者のうち4分の1が有料会員で占めていることになります。

 投稿動画に付けられるコメント数の比でみると、有料会員によるものが、実は全体の5~6割に達します。つまり、ニコ動のコメントは有料会員が書いていると言えるでしょう。ヘビーユーザーこそが課金ユーザーになる可能性が高いとも言えます。

――無料でサービスが使えるのに、有料会員がサービス主体になっているということですね。

 例えば、ライブイベントの「ニコニコ超パーティー」を視聴するには、3000円ほど払わなければいけない仕組みにしています。

 これを無料にしたら利用者の人数自体は増えるかもしれませんが、全体の視聴時間は増えないと思っています。お金を払った人は最後まで見ますが、無料の利用者は、途中で見るのをやめてしまうからです。

 しかも、ネガティブな反応を示すのも、無料の利用者の特徴です。有料の利用者はそうはならない。なぜかといえば、お金を払った自分を否定することにつながるからですね(笑)。