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ドコモ悲願の「セット割」に
隠されたNTT本当の狙い

週刊ダイヤモンド編集部
2014年7月8日
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NTTドコモは、固定回線と携帯電話をセットにした割引サービスの展開を宣言、攻めの姿勢を明確に打ち出した。だが、真の狙いは割引にとどまらないところにありそうだ。

 「できるだけ早期に提供したい」。NTTドコモの加藤薰社長は、6月19日の株主総会で、NTT東日本・西日本が提供する光回線サービスとセットで契約すれば、ドコモの料金を割り引く、いわゆる「セット割引」の実施を、初めて明言した。

 これは、ドコモにとって、まさに悲願達成ともいえる出来事。他社との公平性の観点から規制がかけられていたドコモには、不可能とみられていたからだ。

 しかし、NTT東西が光回線サービスを他社にも提供する“卸売り”へと転換したことで公平性は担保されることになり、国の規制緩和を待たずして、セット割が可能になったのだ。

 だが、意外にもグループ内に冷ややかな見方が広がっている。

 あるNTT東関係者は、「光回線は、携帯端末を売るのとは訳が違う」と不安を隠さない。

 というのも、光回線サービスの利用には、回線の開通工事が必要だからだ。店頭で申し込みをした後、業者が設置工事をして機器を接続して初めてサービスの利用が可能となる。

 そのため、「北海道や東北地方の場合は、防寒のために住宅の気密性を高くしている。そこに回線を引き込むための穴を開けなければならず、顧客に丁寧で慎重な説明が必要となる」(NTT東関係者)。

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