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男のアンチエイジングと「食」

腸を休めると、アンチエイジングに効果あり!

久保 明 [東海大学医学部 抗加齢ドック教授/慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任教授]
【第8回】 2014年7月30日
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運動はアンチエイジング効果がある

 今回はちょっと理科の学習みたいになります。昔の知識を思い出しながら読んでください。

 皆さん、筋肉といえば、どういう働きを思い浮かべるでしょうか。重いものを持ち上げる、速く走る、ラケットを振る、ゴルフボールを打つ、歩く等々。運動機能に関係した機能がまず浮かびますよね。

 でも実は運動をしていない時でも心臓を動かすのに心筋、呼吸をするのに呼吸筋というように複数の筋肉が働いています。伸びたり収縮したりと、いわば力仕事をこなす働き者の労働者という印象でしょうか。

 ところが最近では、運動機能に関係する骨格筋に内分泌作用があることが分かってきました。分泌されるものをまとめてマイオカインと呼び、その中には若返りに関わる因子も含まれています。運動はアンチエイジングに効果があることがこの点からもわかります。

 このほか、血管内皮や脂肪細胞にも「本業」のほかの別の顔があるのが分かってきました。

 血管内皮は血管の内側で血管の収縮や弛緩に重要な役割を果たしていますが、ほかにもNO(一酸化窒素)を産出し、血管の動脈硬化を予防しているのです。脂肪細胞はエネルギー貯蔵が主な働きですが、レプチンやレジスチン等多くの物質を分泌し脳を含む他の器官に働きかけています。

 脂肪細胞はエネルギー貯蔵が主な働きですが、実はアディポサイトカインと呼ばれる様々な物質を分泌しています。アディポサイトカインにはインスリン抵抗性を上昇させるレジスチン、動脈硬化を促進するTNF-αなどがあり、肥満がアンチエイジングの妨げとなる一因となっています。

 今回のテーマである「腸(小腸)」は消化吸収の器官と習ったのではないでしょうか。ところが最近は「免疫の臓器」として大きなスポットライトが当たってきました。人の免疫力の半分は腸が担っているのです。

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久保 明 [東海大学医学部 抗加齢ドック教授/慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任教授]

1979年慶應義塾大学医学部卒業。1988年米国ワシントン州立大学医学部動脈硬化研究部門に留学。「高輪メディカルクリニック」を設立し16年間院長を務め、現在は東海大学医学部付属東京病院、医療法人社団湖聖会銀座病院、医療法人社団健育会石川記念病院で診療を行う。人の老化度を測る「健康寿命ドック」を開発し、その結果に基いたソリューション(運動や栄養指導)を実践。生活習慣病の診療と予防医療・アンチエイジング医学の確立に注力。サプリメントやスポーツ医学の世界最先端の情報と実践を駆使した講演や企業のアドバイザーとしても活動している。


男のアンチエイジングと「食」

「アンチエイジング」というと女性特有のテーマに思われがちだが、男性もいつまでも若々しく元気なほうが魅力的。実際、「見た目が若く見える人の方が老けて見える人より長生きする」という研究もあるほどで、老化を考えることは、健康そのものを考えることに直結する。そこでこの連載では、「いつまでも若々しくいたい」「いつまでも元気でいたい」「何歳になっても女性にモテたい」と願う男性に向けて、男性目線のアンチエイジングと、それを支える食について考える。

「男のアンチエイジングと「食」」

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