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『週刊ダイヤモンド』特別レポート

アップルとはいっしょに仕事をしたかった
――フィル・バカルー IBMエンタープライズ・モバイル担当バイス・プレジデントインタビュー

週刊ダイヤモンド編集部
2014年8月1日
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7月15日、米IBMとアップルがエンタープライズ用モバイルアプリケーションでの提携を発表した。かつての宿敵同士が手を組み、これまで手付かずだった企業向けのモバイルシステムに参入する。その実行部隊であるIBMのモバイル部門責任者が、本誌のインタビューに応じた。(聞き手/週刊ダイヤモンド編集部 深澤 献)

──あなたはエンタープライズ・モバイル部門のバイスプレジデントだが、どういう業務が中心なのか。

フィル・バカルー
Phil Buckellew
テキサス大学オースティン校で経営情報システムの学位を取得後、ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得。ソフトウェア・グループのエンタープライズ・モバイル部門のバイス・プレジデントとして、「IBM Mobile First」製品の戦略策定および要件調整を担当。

 私は過去2年間、「IBMモバイルファースト」という戦略を担当してきた。モバイルファーストとはモバイルを活用してビジネスの変革や創造を支援するもので、そのためのソリューション群を指す。

 当社は、この領域で大きな成功を収めていて、アプリケーションプラットフォームの構築や、企業向けのモバイルマネジメントでもリーダー的存在だ。

 さらに、この分野においては、関連する企業の買収とともに、内部成長も成し遂げてきた。その意味で、法人市場での強みは持っている。だからこそアップル社にとっても、当社と提携して仕事をしたいという理由になっていたわけだ。もちろん当社としても、コンシューマー向け機器でリーダー的存在であるアップルとは、いっしょに仕事をしたいと思っていた。

 何より当社は、このサービス領域において、アップルとあまり重複しているところがない。当社はデバイスを手がけていないし、アップルはコンシューマー中心でエンタープライズ(企業)向けは進めていない。論理的にも2社は補完しあう関係であり、パートナーシップを成功させることができると信じている。

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