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だから、全然うまくならない!日本人の英語学習5つの「非常識」
【第2回】 2014年8月27日
著者・コラム紹介バックナンバー
竹内真生子 [エースネイティブ発音リスニングスピーチ研修所代表]

最大の「非常識」はアルファベットの覚え方にある

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 前回から、日本人の英語学習にまつわる「非常識」を解き明かしている本連載。今回は、長年の研究のすえ「発音こそが、すべての英語学習の基礎」という結論に至り、著書『1年海外留学するよりも英語がうまくなる 完全独習英語発音トレーニング』を刊行した竹内真生子さんに、なぜ、発音ができれば英語がうまくなるのか、その秘密を明らかにしていただきます。

 なんでも、正しい発音を身につければ、リスニングやスピーキングばかりでなく、リーディングやライティングまでメキメキ上達するそうです。それは、一体なぜなのでしょうか?

発音で4つの英語の基本スキルが同時にアップする

 前回は「正しい発音を身につければ、英語はできるようになる」という話をしました。今回は、その理由をもっと詳しく説明していこうと思います。

 最大の理由は、発音がすべての英語学習の基礎だからです。

 英語には次に挙げる4つのスキルがあります。

1‐リスニング力(聞く力)
 2‐スピーキング力(話す力)
 3‐リーディング力(読む力)
 4‐ライティング力(書く力)

 この4つのスキルすべての基礎となるのが「発音」なのです。

 たとえば、リスニング力について考えてみましょう。日本で生まれて日本で教育を受けた人、つまり日本語を母語としている人が知っている音は50個しかありません。ところが英語には母音と子音を合わせて65個も音があるのです。母音の数だけを比べても、日本語は「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」の5つしかないのに対し、英語は37個もあります。では、5個の母音しかしらない人がいきなり37個も母音がある言葉を聞いたら、どうなるでしょうか?

 当然、知らない音がいくつも出てきます。この時、脳は自動的に「知らない音」を「似ている音」に置き換えてしまいます。つまり英語本来の音を無視して、カタカナ語として理解してしまうわけです。read(読む)とlead(導く)はまったく異なる単語ですが、同じように「リード」と聞き取ってしまいます。他にも、butとbatを「バット」、carsとcardsを「カーズ」など、このような例は数えきれないほどあります。

頭のなかで、「英語の音→カタカナ」と置き換えをやっている限り、ナチュラルスピードでネイティブの英語を理解できるようにはならないのです。

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竹内真生子[エースネイティブ発音リスニングスピーチ研修所代表]

エースネイティヴ発音・リスニング・スピーチ研修所(http://www.ace-schools.co.jp/)を主宰。10年をかけて独自に開発した英語発音矯正メソッドは、海外で活躍する医師、経営コンサルタント、政府職員など、エリート層から圧倒的支持を集め、受講者からは、たった3ヵ月の集中トレーニングで「ネイティブ並の発音が身につき、会話力も飛躍的にアップした」「会話がスムーズになり、クライアントから信頼されるようになった」「帰国子女より発音がよくなった」と高評価を得ている。慶應義塾大学工学部(現理工学部)卒。日本英語音声学会会員、日本音声学会会員。

 


だから、全然うまくならない!日本人の英語学習5つの「非常識」

「ネイティブの英語をシャワーのように浴び続ければ、英語がしゃべれるようになる」「海外留学すれば、英語がペラペラになる」「子供の頃から英語を習えば、ネイティブ並の発音になる」ちまたで信じられている英語学習にまつわる「常識」は、実はウソばかり。日本人の英語が上達しない根本原因は「発音」にあると気づき、10年をかけて独自の英語矯正メソッドを作り上げた今、注目の著者が、英語学習にまつわる「誤解」を暴く。

「だから、全然うまくならない!日本人の英語学習5つの「非常識」」

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