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3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

マネジメントが経済と社会の発展をもたらす

上田惇生
【第69回】 2008年6月19日
著者・コラム紹介バックナンバー
すでに起こった未来
ダイヤモンド社刊
2300円(税別)

 「マネジメントとは文化であり、価値観と信条の体系である。それは、それぞれの社会が、自らの価値観と信条を活かすための手段である」(『すでに起こった未来』)

 マネジメントは、急速に世界的なものとなりつつある近代文明と、多様な伝統、価値観、信条、遺産からなるそれぞれの文化とのかけ橋である。マネジメントこそ、文化の多様性を人類共通の目的に奉仕させるものだとドラッカーは言う。

 マネジメントは共通の目的のために個人、コミュニティ、社会の価値観、意欲、伝統を活かすものである。マネジメントが伝統を機能させない限り、社会と経済の発展は起こりえない。

 マネジメントが経済的・社会的な発展をもたらす。発展はマネジメントの結果である。途上国など存在しないと断言してよい。存在するのは、いまだマネジメントの存在しない国だけである。

 経済発展についてのあらゆる経験がこれを裏づける。経済的な生産要素、特に資金しか供与されなかった途上国では、経済発展は起こらなかった。

 先進国では、重要な課題はすべて組織され、かつマネジメントされた機関において遂行されている。企業はそれらの最初のものであるにすぎない。

 「われわれは、これまで企業のマネジメントについて行なってきたことを、政府をはじめ他のあらゆる組織について行なわなければならない」(『すでに起こった未来』)

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上田惇生(うえだ・あつお) 

 

ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連、経済広報センター、ものつくり大学を経て、現職。 ドラッカー教授の主要作品のすべてを翻訳、著書に『ドラッカー入門』『ドラッカー 時代を超える言葉』がある。ドラッカー自身からもっとも親しい友人、日本での分身とされてきた。ドラッカー学会(http://drucker-ws.org)初代代表(2005-2011)、現在学術顧問(2012-)。

 


3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

マネジメントの父と称されたドラッカーの残した膨大な著作。世界最高の経営学者であったドラッカーの著作群の中から、そのエッセンスを紹介する。

「3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言」

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