ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
エコカー大戦争!

小型自動飛行体「ドローン」の覇権争いが本格化
グーグル、アマゾン、フェイスブックの狙いは
“ファンダメンタルズ”の獲得だ

桃田健史 [ジャーナリスト]
【第188回】 2014年9月8日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

相次ぐ「ドローン」開発の発表
ITビックネームたちの狙いとは?

 グーグルは2014年8月29日、「Drone(ドローン)」と呼ばれる小型の自動飛行体で荷物輸送を行なう「プロジェクトウイング」の動画を公開した。

 実証試験の現場はオーストラリア。牧場主が飼い犬のドッグフードを注文すると、ドローンが空中からパッケージを落下させるというシナリオだ。

 グーグルは、数年以内の実用化に向けて実証試験を続けるとした。同社は2014年4月、米「ドローン」開発会社のタイタンエアロスペース社を買収することで同意したことを明らかにしている。

 タイタンエアロスペース社の買収では、フェイスブックも興味を示した経緯がある。同社のマーク・ザッカーバーグCEOは米テレビネットワークのニュース番組で、「インターネット環境が悪い地域向けとして、グーグル等が考える自社による通信インフラの構築は弊社としても理解できる」(インタビューの概略)と語っている。

 また、「ドローン」商用化の発表については、アマゾンが先行した。

 2013年12月1日、空中配達の「プライムエア」の動画を公開。そして2014年8月後半、アメリカの複数のメディアは同社がFAA(連邦航空局)から米国内での飛行試験の許可を得たと報じている。

 こうした米IT大手による「ドローン」実用化競争。「彼らの目的は何か?」と、筆者宛てに多方面から問い合わせが来る。そこで、本稿では、あくまで筆者の個人的考えとして「ドローン」のあり方を紹介したい。ちなみに、筆者は80年代後半、米FAAの自家用双発飛行機操縦免許を取得している。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR


おすすめの本
おすすめの本
好評発売中!
「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」

ハイブリッド車、電気自動車、燃料電池車の共存でビジネスモデルは混沌!トヨタ、ホンダ、日産、三菱など日本メーカーは世界で勝てるのか?年間飛行機移動時間が最も長い日本人自動車ジャーナリストが世界のエコカー事情を徹底取材。市場・インフラ、技術、政策、各社の戦略を詳細かつヴィヴィッドにレポート!

話題の記事

桃田健史 [ジャーナリスト]

日米を拠点に世界各国で自動車産業の動向を取材するジャーナリスト。インディ500、NASCARなど米国レースにレーサーとしても参戦。自動車雑誌に多数の連載を持つほか、「Automotive Technology」誌(日経BP社)でBRICs取材、日本テレビでレース中継番組の解説などを務める。1962年生まれ。著書「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」好評発売中


エコカー大戦争!

「エコカー=日本の独壇場」と思っているとすれば、それは大間違いだ。電気自動車、ハイブリッド車を巡る市場争奪戦はこれからが本番。日本は序盤戦を制したに過ぎない。世界規模の取材でエコカー大戦争の行方を探る。

「エコカー大戦争!」

⇒バックナンバー一覧