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美人のもと

早朝

西村ヤスロウ [広告プランナー]
【第25回】 2009年6月3日
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 朝は苦手だという人は多い。しかし、その大半は体質ではなく、ただの甘えである。たくさん眠れる時はうれしいし、起きることが面倒だと思う朝は多いものである。人間は寝ることが大好きだ。

 日曜日。なんとなく目が覚める。今日はまだ起きなくていい。そう思った瞬間、幸せを感じるのが人間だ。

 だが、早起きをして街に出てみることをすすめたい。うっすら明るいくらいがいい。街がまだ眠っている感じの頃である。

 何をするかといえば、散歩だ。ただ歩くだけでいい。すると驚くことがある。美人をたくさん見かけるのだ。朝散歩しているのは老人だけだと思う人がいるかもしれない。若い人もたくさん歩いている。トレーニングウエアで必死に走っている人もいるのだが、たいていゆっくり歩いている。

 そう、美人は早朝に歩く。早朝の空気には「美人のもと」があふれているのかもしれない。それを歩いてゆっくり摂取する。どんどん美人になっていくのだ。

 ちなみに、夜必死に走っている人には美人が少ない。せっかく頑張っているのに、かわいそうだ。たぶん夜は「美人のもと」が少ない。

 そもそも、美人は歩くことが好きだ。地下鉄の駅で言えば2つくらいはたいてい歩く。健康とか痩身とかそういうことではなく、歩くことが好きなのだ。クルマに乗っていると見えない風景が見えたり、人とのふれあいもあったりする。そういう時にこそ出る自然な笑顔が「美人のもと」になっていくのだろうか。

 そして、朝の空気はきれいだ。1番澄んでいる。雑然とした街でも朝の空気は前日の空気を浄化してくれている。歩いていると気持ちよくなり、すれ違う人と笑顔で挨拶することが楽しくなってくる。きれいな歩き方があることに気づき、自然と自分も美しく歩くようになる。

 睡眠不足は美容に悪いと言われる。確かに無理をして起きることはない。無理して朝から歩いても「美人のもと」は得られない。早く寝ればいいのだ。ちょっとした早寝早起きが美人をつくるなら、だらだら起きていることがもったいないと思えてくるはずだ。

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西村ヤスロウ [広告プランナー]

1962年生まれ。プランナー。趣味は人間観察。著書に『Are You Yellow Monkey?』『しぐさの解読 彼女はなぜフグになるのか』などがある。


美人のもと

『経』に好評連載中の西村ヤスロウ氏によるエッセイ。「美人のもと」とは、女性なら誰しも持っているもの、「美人のもと」を磨き続けるためのコツを解き明かす。

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