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STAY GOLD! リーゼントマネジャー岡田兵吾の「シンガポール浪花節日記」

「女性活用」は成長戦略になり得るか(下)
「カカア天下」はグローバル基準だった?
家事・育児から解放され過ぎた“働く妻”の実像

岡田兵吾 [マイクロソフト シンガポール シニアマネジャー]
【第9回】 2014年9月24日
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なぜこれほどまでに女性に優しいのか?
ワーキングマザーを助ける税制優遇措置

125年の歴史を誇るシンガポールで最も古いホテル、ラッフルズ。シンガポールの歴史を見つめながら、今日もたたずむ

 シンガポールは「女子の自立天国」である――。

 政府が成長戦略として「女性の活躍」を謳う日本だが、女性が活躍できる土壌そのものはまだ整っていない。それに対してアジアにおけるグローバルの象徴とも言えるシンガポールでは、女性が仕事で活躍できる土壌がカンペキに整っている。

 「女性は食事をつくったり家事をしなくてもいい」「親戚・ご近所さんの子育てサポートは当たり前」「夫にイクメンを求めて当然」「女性でも能力さえあれば、どこまでも昇進できる」といった状況が当たり前となっていることは、連載第8回でお伝えした通りだ。

 なぜシンガポールは、これほどまでに女性に「優しい」のか。前回に引き続き、女性が活躍しやすい“土壌”をさらに掘り下げ、日本社会への教訓を述べたい。

 シンガポールはとにかく小さな島国国家で、日本とは比べ物にならないほど人口も少なく、建国当時から女性の労働力を活用せざるを得ない状況にあった。

 そのため、女性就労に関する税制優遇処置は、大小の差はあれ、20年も前にすでに存在しており、シンガポール政府は活発にワーキングマザーの社会進出を支援している。

 シンガポール政府は、どのような税制優遇措置でワーキングマザーをサポートしているのか。主なものを紹介しよう。

(1)産後にワーキングマザーになると、旦那さんも税金控除をGet!

(2)ワーキングマザーは、子ども1人目は15%、2人目は20%、3人目以降は25%の課税所得控除をGet!

(3)子ども1~2人目で6000ドル、3~4人目で8000ドルのベビーボーナスをGet!

(4)ワーキングマザーが親に子どもを預けると、税額控除Get!

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岡田兵吾 [マイクロソフト シンガポール シニアマネジャー]

大阪生まれ。同志社大学工学部卒業後、アクセンチュア(日本/アメリカ)、デロイトコンサルティング(シンガポール)、マイクロソフト(シンガポール)で19年間、業務・ITコンサルタントとして活躍。シンガポール移住11年、永住権を保持し、近年はアジア全域の新事業開発、業務改善、組織改革に従事。 人生の目標は「ソーシャル・チェンジ」(社会変革)、座右の銘は「Stay Gold!」。グローバルビジネス経験を活かして日本およびアジアの顕在化した社会問題を解決し、多くの人々が希望をもてる社会の実現を目指している。

☆ブログ: シンガポールではたらくリーゼントマネージャー岡田兵吾のStay Gold!
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☆Twitter: phoenix_hugo(リーゼントマネージャー岡田兵吾)


STAY GOLD! リーゼントマネジャー岡田兵吾の「シンガポール浪花節日記」

アジアのグローバルシティとして大きな変化を遂げたシンガポール。しかし意外にも、あらゆるところに「浪花節文化」が存在していることを、あなたはご存じだろうか? そこで当連載では、日本人の固定概念を覆すシンガポールのリアルな姿を、家族とともに現地コミュニティに根を張って暮らしている筆者ならではの視点で紹介する。

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